角田裕毅、13番手でQ2敗退「挽回できず残念」一方でレースに向けては僅かな希望も

13番手に終わった予選を経てパドックに立つ角田裕毅(RBフォーミュラ1)、2024年7月6日(土) F1イギリスGP(シルバーストーン・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

7月6日の2024 F1イギリスGP公式予選を13番手で終えた角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、初日からの苦境を挽回できず「残念」と振り返る一方、にわか雨が予想される決勝に向けてウェット路面でのペースは悪くないと説明した。

路面状況がインターミディエイトからドライへと移り変わる中、Q1のチェッカーが振られた時点で角田裕毅はノックアウトゾーンに沈んでいたものの、路面の改善を待ち計測ラップをギリギリまで遅らせ、セクター1で全体ベストをマーク。バルテリ・ボッタス(ザウバー)を蹴落とし、6番手でQ2に駒を進めた。

それでもシルバーストンでのVCARB 01のペースはアストンマーチンやハース、ウィリアムズといった直接的なライバルと比べて明らかに劣っており、Q2でも同様の戦略を採ったもののQ3には0.331秒届かなかった。

「もちろん、この結果に満足することはできませんが、ペース不足はフリー走行の段階から課題でした」と角田裕毅は振り返る。

「予選に向けて挽回できなかったのは残念ですが、それでもフィールドは接戦なので、明日に向けて全力を尽くすつもりです」

スピンを喫するなど厳しい週末を過ごしているが、レースに向けてはどのような見通しを持っているのだろうか?

「明日の天気がどうなるかは分かりませんが、雨のコンディションでのペースは悪くありませんでした。とは言え、ここ3戦と同じく高速コーナーでのペースが少し不足しています」と角田裕毅は語る。

「それでも中団は僅差の争いですし、特に明日は天候が不安定なようなので、レースでは何が起きるか分かりません。コース上に留まりパフォーマンスを最大限に引き出し、できる限りのことをやるつもりです」


2024年F1イギリスGP予選ではジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得。2番手にルイス・ハミルトンが続いたことでメルセデスが最前列を独占する結果となった。

決勝レースは日本時間7月7日(日)23時にフォーメーションラップが開始され、1周5891mのシルバーストン・サーキットを52周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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