レッドブル・ホンダに背後を取られたフェラーリ、意に介さず / F1イギリスGP《初日》
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スクーデリア・フェラーリは、7月12日(金)に行われたF1第10戦イギリスGP初日2回目のプラクティスで、シャルル・ルクレールがトップから0.197秒遅れの3番手、セバスチャン・ベッテルが同0.448秒の4番手につけた。
フェラーリはこの日、セットアップ調整やタイヤの挙動・デグラデーション評価以外に、新しい路面がタイヤに与える影響への理解を深めるべく、精力的にプログラムをこなした。
メルセデスに僅差に迫った一方で、後続のレッドブル・ホンダにも背後を許した。4番手ベッテルと5番手を刻んだピエール・ガスリーとのギャップは1000分の69秒。セッションを振り返ったベッテルは「金曜日のラップタイムに大きな意味はない」と述べ、特に気にする素振りを見せなかった。
フェラーリ:F1イギリスGP初日
セバスチャン・ベッテルFP2: 4位, FP1: 6位
またシルバーストンを走行できて嬉しい。新しい舗装は以前と比べてかなりスムーズになっているように感じるし、グリップレベルも増えているから、走っていて楽しかった。いつもの事だけど、金曜日のラップタイムに大きな意味はない。
まあそうは言っても、直近のライバルがかなり手強そうな事は間違いないし、僕らは彼らを打ち倒さなきゃならない。レッドブルとはかなり接近しているけど、僕らは幾つか新しい事をテストしていたから、判断するのはちょっと難しい。本当の序列を知るためには、明日まで待たないとね。
シャルル・ルクレールFP2: 3位, FP1: 5位
今日は僕らにとって微妙な1日だった。ロングランではフロントタイヤにかなり手こずってしまい、どうすればもっと上手く機能させられるかを理解しなきゃならない状況だけど、予選ペースの方は悪くなかった。それと、一日を通してかなりの量のテストを消化できたのも良かった。
ライバル連中は予選にならないと本気を出してこないはずだけど、今回も手強そうだ。打ち負かせるように全力を尽くす必要がある。
初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス。2番手には100分の7秒差でルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが1-2体制を築いた。3番手はスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールという結果となった。
2019年F1イギリスグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月13日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。