一体何が? 角田裕毅「意思疎通に問題」激怒の理由を説明…F1アメリカGPシュートアウトで19番手敗退
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SQ1敗退を喫したF1アメリカGPのスプリント・シュートアウトを経て角田裕毅(アルファタウリ)が、チーム無線を通して怒りを爆発させた理由について説明した。
角田裕毅は1回目の計測を経てピットに戻った段階で13番手につけていたものの、スタートラインを越える前に時間切れとなり、最終ラップを開始できず19番手に終わった。
無線にはフラストレーションを爆発させる角田裕毅の声が鳴り響いた。トラフィックを含むいざこざがあったようだ。
アウトラップの最終セクションで角田裕毅は、同じく計測ラップに向かう道中のルイス・ハミルトン(メルセデス)とセルジオ・ペレス(レッドブル)にポジションを奪われた。ハミルトンは無線を通してチームに「フロントウイングをチェックしてくれ。他のドライバーの一人にブロックされて接触した」と伝えた。
ガレージを出るタイミングがもう少し早ければ、トラフィックを原因とする時間切れのリスクを減らせたであろう事は間違いないが、同時に、トラフィックや残り時間を含めた状況を踏まえてアウトラップの走り方をピットウォールが的確に指示していれば最終ラップに間に合った可能性もある。
無線で苛立ちをあらわにしていたが、一体何があったのか?と問われた角田裕毅は「ラインを越える寸前にセッションが終わってしまったため、2回目のプッシュラップをスタートする事ができなかったんです」と説明した。
「コミュニケーションに問題があって、楽に進めるはずのSQ2のチャンスを失ってしまいました」
復帰2日目を迎えたチームメイトのダニエル・リカルドはSQ3まで0.031秒の11番手と、調子を取り戻しつつある様子をうかがわせた。
角田裕毅は、クルマのフィーリングに問題があったわけではないだけに「本当に残念です」と述べ、「どうして毎回このような事になってしまうのか、その原因を突き止める必要があります」と付け加えた。