フェラーリ:ベッテルに電気系統の不具合…ルクレールはFP1で3番手も「FP2の方が現実的な結果」

ムジェロ・サーキットを走行するブルゴーニュカラーのフェラーリSF1000、2020年F1トスカーナGPフリー走行にてcopyright Ferrari S.p.A.

自らが所有するムジェロで迎えたF1出走1000回目の記念的イベントにブルゴーニュカラーのSF1000を投じたスクーデリア・フェラーリ。2台の跳馬がインストレーションラップを終えてコースに出ると、グランドスタンドのティフォン達は拍手と歓声でその歴史的瞬間を祝った。

シャルル・ルクレールはそんなティフォンの目の前で、午前のFP1で3番手タイムをマークしてホームレースへの期待を誘ったが、午後のFP2では10番手に後退。更にセバスチャン・ベッテルは、FP2のチェッカー後にコース上でマシンストップとなり、歩いてピットへと戻る事を強いられた。チームは電気系統のトラブルが原因だと発表した。

順位 ドライバー チーム タイム
10 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:18.400 +1.411 27
11 ランス・ストロール レーシングポイント 1:18.462 +1.473 37
12 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:18.498 +1.509 39
13 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 1:18.651 +1.662 32

Ferrari:F1トスカーナGP初日

セバスチャン・ベッテルFP2: 12位, FP1: 13位

興味深い1日だった。ムジェロは本当に素晴らしいサーキットだ。タイヤにとってはかなり酷だけど、ドライバー的にはすごく楽しい。まだ納得できるマシンバランスになっておらず、やるべき事は山積みだけど、まだ金曜日だし、金曜日というものはそのための1日だから焦りはない。明日に向けて、より良いセットアップを見つけ出せると思っている。予選での改善には自信がある。

シャルル・ルクレールFP2: 10位, FP1: 3位

高速セクションはそのどれもが印象的だし、ムジェロをF1マシンで走るのは最高に良い気分だ。でもその一方で身体的にはかなりキツイね。FP2のロングランで既に首にキテるんだから! ランオフエリアがないという点もムジェロを難しくしている1つの要因だけど、そういう所も皆が好む理由なんじゃないかな。

1回目のフリー走行は良い結果だったけど、ハードタイヤに若干苦戦していた2回目の方が現実的な結果だと思う。マシンバランスも完璧とは言えず、改善しなきゃならない状態だ。

タイムシートはどこもかしこも僅差になっているけど、明日に向けて前向きな一歩を踏み出せると思うし、僕は楽観視している。


初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス。2回のセッションで共に最速を刻んだ。2番手にはルイス・ハミルトンが続き、メルセデスがタイムシートのトップに並んだ。3番手には僅差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。

F1トスカーナグランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月12日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってムジェロ・サーキットで開催される。ムジェロでのF1グランプリは史上初。コースの詳細はムジェロ・サーキットを参照されたい。

F1トスカーナGP特集

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