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2017年3月6日に鈴鹿サーキットで開催されたSF公式合同テストで、VANTELIN TEAM TOM’Sのアンドレ・ロッテラーが1分35秒657のコースレコードを叩き出した。驚くべきことに、これはハイブリッドターボ時代が始まった2014年F1日本GPでのロータス、ケータハム、マルシャの予選タイムを上回る。
F1時代の小林可夢偉の予選タイムよりSFを駆るロッテラーの方が速く、また、14年F1の可夢偉より今年SFに乗る可夢偉の方が速い。ケータハムが遅すぎたのか、あるいはTEAM TOM’Sが速すぎるのかについては、小林可夢偉のみぞ知ると言ったところだろうか。
オンボード映像
1:35.657を記録したラップのロッテラーのオンボード映像がこれだ。
テスト後のロッテラーのコメント
ロッテラーは公式サイト上で「今日の僕のタイムは、他のドライバーみんなにとっても良かっただろう(笑)!!」と興奮気味にコメント。自身のTwitterでも「コーナリング速度は狂気に近いよ！」と述べている。「デグナーで1台、他のクルマに引っ掛かったから、完璧なラップではなかったけどね。明日もこの作業を続けて行って、さらにスピードを追求したい。」
Today was like playing arcade game! Corner speed was so insane!What a joy to drive @SUPER_FORMULA in #Suzuka & not far off @f1 record 1.31.5 pic.twitter.com/Hfstfq1eqF
— Andre Lotterer (@Andre_Lotterer) 2017年3月6日
第一回合同テスト初日総合結果
参考までに、ロータス、ケータハム、マルシャの2014年F1日本GP予選タイムを載せておく。
| Po. | Driver | Team | Best Time |
|---|---|---|---|
| 1 | ロッテラー | TEAM TOM’S | 1:35.657 |
| 2 | 中嶋 一貴 | TEAM TOM’S | 1:36.071 |
| 3 | 石浦 宏明 | INGING | 1:36.184 |
| 4 | ガスリー | TEAM MUGEN | 1:36.190 |
| 5 | 関口 雄飛 | TEAM IMPUL | 1:36.325 |
| 6 | 国本 雄資 | INGING | 1:36.616 |
| 7 | 小林 可夢偉 | KCMG | 1:36.713 |
| 8 | 伊沢 拓也 | DANDELION RACING | 1:36.733 |
| 9 | 野尻 智紀 | DANDELION RACING | 1:36.810 |
| 10 | 塚越 広大 | REAL RACING | 1:36.818 |
| 11 | マーデンボロー | TEAM IMPUL | 1:36.936 |
| 12 | カーティケヤン | NAKAJIMA RACING | 1:37.427 |
| 13 | キャシディ | KONDO RACING | 1:37.449 |
| 14 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | 1:37.553 |
| 15 | 山本 尚貴 | TEAM MUGEN | 1:37.647 |
| 16 | ローゼンクヴィスト | TEAM LEMANS | 1:37.966 |
| 17 | 大嶋 和也 | TEAM LEMANS | 1:38.491 |
| 18 | 小暮 卓史 | B-Max Racing | 1:38.503 |
| – | 山下 健太 | KONDO RACING | |
| – | 中山 雄一 | KCMG | |
| 参考 | マルドナド | ロータス | 1:35.917 |
| 参考 | グロージャン | ロータス | 1:35.984 |
| 参考 | エリクソン | ケータハム | 1:36.813 |
| 参考 | ビアンキ | マルシャ | 1:36.943 |
| 参考 | 小林可夢偉 | ケータハム | 1:37.015 |
| 参考 | チルトン | マルシャ | 1:37.481 |
BSでのスーパーフォーミュラ無料生放送が決定した矢先のニュースなだけに、今年のSFには期待が持てる。明日2017年3月7日は午前中9:00～11:00と午後15:00～17:00の2回に渡って2日目の合同テストが実施される予定となっている。さらなるタイム更新はあるのか？期待したい。