ブレンドン・ハートレー「徐々に自信をもって予選に挑めるようになってきている」
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2018年シーズン第5戦F1スペインGPに先立って、トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが意気込みを語った。
舞台となるカタロニア・サーキットはオーバーテイクが難しいため、グリッドポジションがレース結果を大きく左右する事で知られる。ハートレーは今年、予選でチームメイトのピエール・ガスリーと2勝2敗の五分のペースを示しており、一発のタイムを引き出すことに関しては徐々に自信を深めつつある。
自分の予選パフォーマンスにある程度満足
ブレンドン・ハートレー
シングルシーターのドライバーにとって、バルセロナは他の何処よりも熟知しているサーキットなんじゃないかな。だから、チームメイトは勿論、他のドライバーやライバルチームよりもアドバンテージを得るのが本当に難しいんだ。テストだけでなくシミュレーター作業でも良く走るしね。実際色々なチームのシミュレーターでここを走ったよ。
走っていて楽しいトラックだけど、あらゆるものを試されるコースでもあるね。肉体的にもかなり厳しいよ。特に長い右コーナーでは首の筋肉に対する負荷が凄いんだ。
ここはオーバーテイクが簡単じゃないから予選がすっごく重要なんだ。去年と比べて今年はこれまでのところ、ある程度自分の予選パフォーマンスに満足している。去年はタイヤの性能を引き出す方法がイマイチ理解しきれてなかったんだけど、今はマシンについてもタイヤについても分かってきているし、自信を持って予選に挑めるようになってきてるんだ。
予選は週末の中でも最も楽しい時間の1つだよ。燃料が軽くなり、タイヤのゴムは一番やわらかいものを履き、マシンの本当の実力が表れるセッションだからね。F1マシンは名実ともに世界最速の車だから予選は一番の見所だよ。とは言っても、グリップが足らなかったりラップタイムが良くない事もあるから、いつも笑顔ってわけじゃないけどさ。
ここは最終セクターでマシンのトラクションが要求されるから、予選でさえリタタイヤのマネジメントが重要なんだ。カタロニア・サーキットにおいてタイヤマネジメントは本当に重要な要素だよ。セクター1が高速コーナーで構成されてるから、いとも簡単にタイヤが駄目になっちゃうんだ。予選で全てを出し切るという点においては、スペインGPは最もチャレンジングなグランプリの1つだよ。
ヨーロッパラウンドの始まりを告げる2018年F1スペインGPは、5月11日(金)19時からのフリー走行で幕を開ける。舞台となるのはカタロニア・サーキット。例年、全てのチームがシーズン最初の大型アップグレードを持ち込む。