DRSに問題がなくてもルクレールに勝てたとは考えていないレッドブル代表ホーナー
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レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、仮にDRSに問題がなくとも、マックス・フェルスタッペンがシャルル・ルクレール(フェラーリ)を蹴散らしてポールポジションを獲得できたとは考えていない。
21日(土)のF1スペインGP予選を終えてホーナーは「最終ラップでDRSに関わるトラブルが発生したため、マックスはシャルルの最終ラップに対抗するチャンスを失った。最前列2番グリッドからスタートできる事に関しては満足している」と語った。
「シャルルのタイムを打ち負かせたとは思わないが、それでもあの問題がなければもっと近づけたはずだ」
フェルスタッペンはQ3のファーストアタックを終えて暫定ポールにつけていたものの、最終計測の際にメカニカルトラブルを抱えた事で「コンマ3・4秒」のタイムロスがあり走行を断念した。
ただ、ルクレールが圧巻の走りを見せた事も確かだ。1回目の最終シケインでスピンを喫し、バンカーがない状況での一発勝負を強いられたものの、ラスト1チャンスを見事にまとめ上げた。
もう1台のRB18をドライブしたセルジオ・ペレスはポールのルクレールから0.67秒、フェルスタッペンから0.347秒遅れの5番手に甘んじたが、レッドブルの指揮官はレースでの逆転は可能だと考えている。
「僅かな差だったという点ではチェコも同じだ」とホーナーは語る。
「セクター1が完璧ではなく5番手からのスタートになるが、彼はその位置からでも上手く戦ってくれるだろう」
「気温を考慮すればタイヤのデグラデーションとマネジメントが重要になるだろうし、明日は本当にタイトで魅力的なレースになると思う」
ポールポジションはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)という結果となった。
2022年 F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月22日(日)22時にスタート。1周4675mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。