DRSに問題がなくてもルクレールに勝てたとは考えていないレッドブル代表ホーナー

ピットウォールから戦況を見守るレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表、2022年5月21日F1スペインGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、仮にDRSに問題がなくとも、マックス・フェルスタッペンがシャルル・ルクレール(フェラーリ)を蹴散らしてポールポジションを獲得できたとは考えていない。

21日(土)のF1スペインGP予選を終えてホーナーは「最終ラップでDRSに関わるトラブルが発生したため、マックスはシャルルの最終ラップに対抗するチャンスを失った。最前列2番グリッドからスタートできる事に関しては満足している」と語った。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

予選を終えてマシンから降りるレッドブルのマックス・フェルスタッペン、2022年5月21日F1スペインGP

「シャルルのタイムを打ち負かせたとは思わないが、それでもあの問題がなければもっと近づけたはずだ」

フェルスタッペンはQ3のファーストアタックを終えて暫定ポールにつけていたものの、最終計測の際にメカニカルトラブルを抱えた事で「コンマ3・4秒」のタイムロスがあり走行を断念した。

ただ、ルクレールが圧巻の走りを見せた事も確かだ。1回目の最終シケインでスピンを喫し、バンカーがない状況での一発勝負を強いられたものの、ラスト1チャンスを見事にまとめ上げた。

もう1台のRB18をドライブしたセルジオ・ペレスはポールのルクレールから0.67秒、フェルスタッペンから0.347秒遅れの5番手に甘んじたが、レッドブルの指揮官はレースでの逆転は可能だと考えている。

「僅かな差だったという点ではチェコも同じだ」とホーナーは語る。

「セクター1が完璧ではなく5番手からのスタートになるが、彼はその位置からでも上手く戦ってくれるだろう」

「気温を考慮すればタイヤのデグラデーションとマネジメントが重要になるだろうし、明日は本当にタイトで魅力的なレースになると思う」


ポールポジションはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)という結果となった。

2022年 F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月22日(日)22時にスタート。1周4675mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。

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