フェルナンド・アロンソ「行き違いがあった」母国スペイン予選でのQ1敗退の原因を説明
Published:
初日両セッションでトップ6につけていただけに、母国F1スペインGP予選でのQ3進出は堅いと思われたが、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は地元ファンの前でまさかのQ1敗退を喫した。
チームメイトのエステバン・オコンは12番手とQ2に駒を進めたが、スペインGPで2度の優勝経験を持つアロンソはアストンマーチン勢に挟まれる形で17番手に終わった。
チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーはアロンソのQ1ノックアウトについて「単純な話で、アウトラップでトラフィックに巻き込まれるなどタイミングに問題があり、結果的に突破できなかったんだ」と説明した。
どうやらピットウォールとのコミュニケーションミスがあったようで、混雑した状況の中に放り出されてしまったようだ。アウトラップが急かされたとすれば、タイヤのオーバーヒートもあったかもしれない。
「Q1の最終ラップでちょっとした行き違いがあったんだ。1秒か2秒のマージンがあると思っていたのに、実際には20秒だった」とアロンソは予選を振り返った。
「このコースでオーバーテイクするのはかなり難しいから、高い代償を払うことになった」
「とは言え実際にレースをしてみない事にはどうなるかは分からない。ここ数戦、最後尾からスタートしたマシンがセーフティカーのタイミングでアドバンテージを得て、トップ10に入るという事態が続いているからね」
「明日もそうなる事を期待しなきゃならない状況だ。運が良ければポイントを獲得できるかもしれない」
アロンソはまた、初日に比べてパフォーマンスがダウンしていたとして、仮に理想的な形でQ2に進んだとしても、この日のA522のスピード的にはQ3に進む力はなく「せいぜい12番手か13番手だっただろうね」と付け加えた。
この日のバルセロナは気温が35度以上、路面温度が50度近くまで上昇した。
ポールポジションはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)という結果となった。
2022年 F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月22日(日)22時にスタート。1周4675mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。