不遇ボッタス、メルセデスに迫る7番手「アップグレードが効いてる」アルファロメオ、0.4秒ゲインで10年ぶりのスペインTOP10
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エンジントラブルの影響で初日FP2の殆ど全てが失われた事を思えば、バルテリ・ボッタスの予選での走りは見事だった。昨年までのチームメイト、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に1000分の96秒差に迫る7番手を獲得した。
アルファロメオのチームメイト、周冠宇の方は予選Q1で全ての新品ソフトを使い切ったため、Q2でできる事は限られていた。22歳の中国人ドライバーはスペインGP予選を15番手で終えた。
持ち込まれたアップグレードは前後リアウイング、サスペンション、ミラー、エンジンカバー、クーリングアウトレットと、多岐に渡った。0.4秒に相当するゲインがあったとも噂されているが、予選結果はそれが誇張でない事を示している。
アルファロメオ(ザウバー)がバルセロナでトップ10グリッドを獲得したのは、2012年に5番手を刻んだセルジオ・ペレス以来、10年ぶりの事だった。
アルファロメオ:F1スペインGP予選
バルデリ・ボッタス予選: 7位 1:19.608
今日の結果には満足している。力強い予選だったし、明日に向けて本当に良い位置につく事ができた。理論的に、このコースが僕ら向きだとはあまり思っていなかったけれど、アップグレードのおかげでパフォーマンス面で良い一歩を踏み出せたと思う。
FP3は堅実だった。昨日の遅れを取り戻すことができたし、一日を通して各ランに一貫性があった。ここでのオーバーテイクは楽じゃないだろうから、予選で上手くやれて嬉しい。
今日は7番手以上は不可能だっただろうし、それを達成できて満足だ。実際、前のクルマとの差はそれほど大きくないしね!
僕らのクルマは通常、予選よりもレースで良い感じだから、日曜に期待している。
周冠宇予選: 15位 1分21秒094
明日のレースに関しては楽観的だ。トップ10を争えるだけのペースは間違いなくあるからね。ただそれだけに、今日は10番手か11番手を争えたはずだ。
マイアミの時みたいにQ1の終盤にトラフィックに巻き込まれるような事態を避けたかったから、3セットのソフトタイヤを使うことにした。
今にして思えば2ラップ目で十分にQ2に進めたはずだけど、安牌を切ってもう1セットを使ったんだ。
そのため第2セッションは新品タイヤがなくトリッキーだった。でもそういう状況だから、その範囲内で最大限の力を発揮する必要があった。
明日は少しでも順位を上げ、最終的にトップ10入りを目指していきたい。
ポールポジションはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)という結果となった。
2022年 F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月22日(日)22時にスタート。1周4675mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。