中団に埋もれたレッドブル、あまりの競争力不足に驚き肩を落とすフェルスタッペンとペレス

ガレージ内でチーム代表のクリスチャン・ホーナーと話すマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2024年9月20日(金) F1シンガポールGPフリー走行(マリーナベイ市街地コース)Courtesy Of Red Bull Content Pool

F1シンガポールGPの初日に行われたフリー走行で姉妹チームのRBにすら先行を許し、ミッドフィールドに埋もれたレッドブルの2人が、RB20の競争力不足に落胆していることに驚きはなかった。

FP2でトップから1.3秒遅れの15番手に留まったマックス・フェルスタッペンは「厳しい。期待していたグリップが得られなかった。いくつか改善しなきゃならない点がある」と語った。

マリーナベイ市街地コースはレッドブルが昨年、唯一勝利を逃したサーキットだ。その際、特に凸凹の激しい路面と縁石に苦戦したが、今週末は「それほど問題ではない」とフェルスタッペンは説明する。

「正直、バンプや縁石に苦しんでいるわけじゃなく、単に全体的なグリップが問題なんだ。だから、この2つのトレードオフについて検討する必要がある」

どうやらタイヤを適切なウィンドウに入れることができず、グリップが致命的に不足しているようだ。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

RB20をドライブするセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、2024年9月20日(金) F1シンガポールGPフリー走行(マリーナベイ市街地コース)

セルジオ・ペレスはチームメイトより速い8番手をマークしたが、それでもベンチマークを刻んだランド・ノリス(マクラーレン)より0.871秒遅かった。

パフォーマンスの悪さに「僕らも驚いた」と認めたペレスは、「かなり離されているから、夜通しで作業が必要なのは確かだ」と語った。

「少しは改善したと思うけど、まだかなりのバランスを欠いている。1周をまとめ上げるのかなり難しい。現時点ではあまり良くないように思う」

「トップからほぼ1秒遅れているから、巻き返すためにはかなり大きな変化が必要だ。何ができるか検討してみる」


2024年F1シンガポールGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.058秒差で退けた。

FP3は日本時間9月21日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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