ロバート・シュワルツマン、仮にF1デビューすれば5グリッド降格ペナルティ

インタビューを受けるロバート・シュワルツマン(ステークF1チームKICKザウバー)、2024年10月25日(金) F1メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)Courtesy Of Sauber Motorsport AG

ロバート・シュワルツマンは、F1デビューの暁には5グリッド降格ペナルティを科されることが決まったが、少なくとも現時点では、これを実際に受けることはないだろう。

周冠宇(ザウバー)の代わりに2024年のF1メキシコGPの最初のプラクティスに参加したフェラーリのリザーブドライバーは、ターン9で発生したクラッシュの際に国際競技規則(ISC)に違反した。

アレックス・アルボンとオリバー・ベアマンの衝突事故を経て、ダブル・イエローフラッグが振られていたにもかかわらず、ベアマンは高速走行しながら角田裕毅を追い抜いた。

シュワルツマンは、日曜の決勝を含む今週末の以降のセッションには参加しないが、ジョニー・ハーバートを含む4名の競技審判団は「一貫性」を重視し、ダブル・イエロー無視に対する通常の処分を科す決定を下した。

シュワルツマンは、ザウバーのF1プロジェクトを率いるマッティア・ビノットから高い評価を受けている。かつて両者は、フェラーリのF1チーム代表とアカデミードライバーという関係だった。

しかしながらシュワルツマンは、2025年を含むF1シート争いの蚊帳の外に置かれている。

2021年のFIA-F2選手権でオスカー・ピアストリに次ぐ総合2位を獲得し、アカデミー卒業を経て2022年よりスクーデリアのリザーブ・ドライバーを務めているが、真剣に昇格が取り沙汰されたことは一度もない。

ベアマンとアルボンの衝突事故に関してスチュワードは、調査を経て「レーシング・アクシデント」との見方を示し、お咎めなしとする決定を下した。

F1メキシコGP特集

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