罰則祭第2弾の様相呈するF1イタリアGP、角田裕毅を含む7名が降格ペナの可能性
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”スピードの殿堂”、モンツァ・サーキットで開催されるF1第16戦イタリアGPでは、角田裕毅(アルファタウリ)やルイス・ハミルトン(メルセデス)を含む計7名がグリッド降格ペナルティを受ける可能性があり、スパに続く大規模な降格祭となるかもしれない。
スパ・フランコルシャンはオーバーテイクが比較的容易なコースである事から、2週間前のベルギーGPではポイントリーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を含む8名がパワーユニット(PU)交換ペナルティを受けた。
対してオールドファッションのザントフォールトは追い抜きが困難であるため、前戦オランダGPでのPU交換は僅か3名に留まった。いずれも年間上限基数の範囲内で、グリッドへの影響はなかった。
今週末のモンツァは誰もがミニマム・ダウンフォースのウイングを持ち込むため、スリップストリームやDRSの効果が低減するものの、4本のストレートと2箇所のDRSゾーンが設けられるため、グリッドペナルティを消化するには適した場所と言える。
角田裕毅はオランダでのシートベルト事件で今季5回目の戒告処分を受けたため、10グリッド降格ペナルティが科せられる。
ハミルトンはベルギーGPで今季3基目となるICE(内燃エンジン)及びMGU-Kを開封したものの、決勝の1周目にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)と接触した事でダメージを負った。
英国ブリックスワースのファクトリーでは今も損傷したエンジンと関連パーツの修復作業が行われており、ひとまずイタリアでは4基目のコンポーネントを開封する計画だ。
ハースはミック・シューマッハのギアボックスを交換するとしており、こちらも降格を受ける見通しだが、僚友ケビン・マグヌッセン共々、合わせてPUを交換する計画だとも取り沙汰されている。
前戦オランダGPでパワーユニットのトラブルに見舞われたバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)もPU交換が予想される。
チームメイトのフェルスタッペンがスパで4基目を投じた一方、エキゾーストを除く全てのコンポーネントが上限目一杯のセルジオ・ペレスも交換が疑われる。
また、カルロス・サインツ(フェラーリ)も軽量化された新型ハイブリッドを搭載する可能性があり、ティフォシを前に後方スタートとなる可能性がある。
アストンマーチンとウィリアムズ勢も4名全てが年間上限基数に達している。シーズン残り7戦という状況を考えれば、ライバルの状況如何でペナルティを消化したとしても不思議はない。
F1イタリアGPは日本時間9月9日(金)21時からのフリー走行1で幕を開ける。