キャリア10年のペレス「こんな経験なかなか出来るもんじゃない」王座戦当事者として初めて最終局面へ
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レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが2021年FIA-F1世界選手権第21戦サウジアラビアGPに先立ち、シミュレーターでのジェッダ市街地コースの印象と最終局面を迎えるタイトル争いへの意気込みを語った。
ザウバーから始まり、マクラーレン、フォース・インディア(現レーシングポイント)と歩み続けてきた10年のF1キャリアでペレスがタイトル争いに絡むのは今回が初めてだ。
前戦カタールGPでの2-4フィニッシュによって計31点を加えたレッドブル・ホンダは、コンストラクターズ選手権争いで首位に立つメルセデスとのポイント差を11点から5点に詰めた。
セルジオ・ペレスこんな経験なかなか出来るもんじゃない
シミュレーターでのジェッダはどうでしたか?
かなりの高速サーキットみたいだし、実際に走ってみてクルマの中でどんな感じがするのか楽しみだよ。
これほど多くの高速なコーナーがあるサーキットはこれまで走った事がないし、かなりチャレンジングなコースだと思う。
まだレースをした事がないという意味で誰もが同じ条件だし、プラクティス走行がかなり重要になってくるだろうね。
カタールは4位でした。タイトルを目指す上で今回のポイントの重要性を感じていますか?
コンストラクターズ選手権争いという点では、カタールを含む過去3レースで獲ったポイントはかなり大きい。メルセデスとの差を縮める事が出来たからね。
失うものは何もないしベストを尽くしていくつもりだ。チームとして残り2戦を完璧にまとめる事ができれば必ずトップに立てると思う。
F1に参戦して10年になりますが、過去の経験と比べて今回の激しいタイトル争いをどう感じていますか?
こんな経験、なかなか出来るもんじゃないよ。ラスト2戦がそれを象徴する事になるだろうね。これほど重要な戦いの当事者としてジェッダとアブダビのシーズン最終戦を迎えられるなんて本当に楽しみだよ。
初開催を迎えるF1サウジアラビアGPは新設のジェッダ市街地コースで開催される。1周6,175mのコースには27個ものコーナーがひしめくが、大部分は中高速コーナーでエンジン全開率は72%と高く、最高速度は市街地としてはバクーに次ぐ330km/hが予想される。
F1サウジアラビアGPは、日本時間12月3日(金)22時30分からのフリー走行1で幕を開ける。