セルジオ・ペレス、タイトル争いで痛恨のDNF「誰にとっても本当に不運な出来事」
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レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは12月5日(日)に行われたF1第21戦サウジアラビアGP決勝でシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触。リタイヤという最悪の形で週末を終える事となった。
1回目の赤旗からのリスタートでペレスは、左リアがルクレールのフロント右翼端板と接触してクラッシュした。クルクレールは生きながらえて7位でフィニッシュしたが、ペレスはその場でリタイヤした。
Checo awaits the restart ⏱#SaudiArabianGP 🇸🇦 #F1 pic.twitter.com/jBHOucB7n0
— Formula 1 (@F1) December 5, 2021
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはチャンピオンシップ・ポイントを失った事について「苛立たしい」とフラストレーションをあらわにした。
最終戦に先立ち1-3フィニッシュで41点の大量得点を加えたメルセデスが、2位レッドブル・ホンダとの差を28点にまで広げた。
次週アブダビGPで2台揃って表彰台に上がり、更にはメルセデスが1台を失うなどの極端な展開なくしてタイトル獲得は難しい状況だ。
誰にとっても本当に不運な出来事
セルジオ・ペレス決勝: DNF, グリッド: 5番手
チームとして最高の形で週末を締め括れなかった。コンストラクターズ争いでは本当に手痛いダメージだ。状況を好転させるために次のアブダビで頑張りたい。
1回目の赤旗は少し不運に働いたけど、リスタートは上手くいき、ガスリーとシャルル(ルクレール)を抜いた。でもターン3を立ち上がった所でシャルルとの接触があった。彼の右フロントが僕のリアに当たったんだ。
コーナーの状況からして十分なスペースはなかった。誰にとっても最悪の瞬間だったし、本当に不運な出来事だった。
今日は大量ポイントが求められていただけに本当に残念だ。エンジンを再始動させようとクルマの中に留まったけど、結局はリタイアせざるを得なかった。
今日はチームにとって凄く重要なレースだったから、本当に手痛いけど、アブダビに向けての希望は捨てちゃいない。まだ楽観視できる材料はあるし、戦う理由もある。シーズン最終戦に向けて全力を尽くすつもりだ。
12月5日(日)にジェッダ市街地コースで行われた2021年F1第21戦サウジアラビアGP決勝レースでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位にバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。
ヤス・マリーナ・サーキットを舞台とする次戦、シーズン最終F1アブダビGPは12月10日 (金) のフリー走行1で幕を開ける。