角田裕毅、ソフトタイヤで上位狙うも”不満”の15位「1周目にあまりにも多くのポジションを失ってしまった」

F1サンパウロGPのスプリント予選に向けてグリッド上で準備をすすめるアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年11月13日インテルラゴス・サーキットにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

2021 F1第19戦サンパウロGPスプリント予選に挑んだアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、12番手スタートの15位フィニッシュと3ポジションダウンの結果に終わった。

スタートに選んだのはソフトタイヤであったが、1周目にアルファロメオ勢にポジションを奪われ一気に2ポジションを落とす厳しい出だしとなった。

接触によってスピンを喫したキミ・ライコネン(アルファロメオ)の転落に伴い1ポジションを回復したが、最後尾からの巻き返しを目指すルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑える事はできず4周目に14番手に後退した。

その後はアントニオ・ジョビナッツィのDRS圏内に入って追撃体制に入ったが抜けきれず、ファイナルラップでランス・ストロール(アストンマーチン)に先行を許して15位でクルマを降りた。

同様にソフトタイヤを履いてスタートしたピエール・ガスリーも4ポジションを失った。結果的にチームの戦略は上手く機能しなかった。

車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは難しいタイヤ選択を強いられたとしながらも「ユーキに関しては、ソフトタイヤの方がスタートで有利なのは明らかだった」と説明した。

ただその一方でガスリー共々「レース展開が落ち着いた後も、ソフトでは期待していたようなペースがなかった」とも認めた。

多くのポジションを失ってしまった

角田裕毅
スプリント予選: 15位, FP2: 16位

今日の結果には満足していません。1周目にあまりにも多くのポジションを失ってしまいましたし、その後もソフトタイヤのパフォーマンスを最大限にまで引き出す事ができませんでした。

スプリント予選フォーマットの関係上、ここではさほど走り込めていませんが、今日は様々な事を学びましたので、明日のレースに向けて今夜、それについてじっくり検討したいと思います。


ポールポジションはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。最前列2番グリッドにはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が並び、2列目3番グリッドはカルロス・サインツ(フェラーリ)、4番グリッドはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)という結果となった。

2021年 F1サンパウロGP(旧ブラジルGP)決勝レースは、日本時間11月14日(日)26時にスタート。1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。

F1サンパウロGP特集

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