レッドブル、荒れ狂ったインテルラゴスで一筋の光明「この車にこれほど満足したのは久しぶり」
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10戦連続で表彰台の最上段から遠ざかり、2日(土)のF1サンパウロGPスプリントではライバルであるマクラーレンとフェラーリに水を開けられたレッドブル陣営だが、二人のドライバーとチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、荒れ狂う天候に見舞われたインテルラゴスで一筋の光明を見出したようだ。
レッドブル:F1サンパウロGPスプリントを終えて
マックス・フェルスタッペン
スプリント: 4位
グリッド: 4位
予選で走れなかったのは残念だった。スプリントに関しては、ペースはかなり良かったけど、残念ながらDRSトレインに巻き込まれてしまい、大したことはできなかった。
ターン3を上手く立ち上がってオーバーテイクもできたし、前のクルマと戦える手応えもあったけど、残念ながら周回が足りず、最後には黄旗が出てしまった。
ペナルティを受けたのは残念だけど、僕としてはポジティブなレースだったし、ペースもあった。最近のレースとは違って、争いに加われた点は良かった。
天候がかなり不安定で、明日どうなるかは分からないし、接戦になると思うけど、また良い一日が過ごせればと思ってる。
セルジオ・ペレス
スプリント: 8位
グリッド: 13位
ブレーキに関してはまだ改善が必要な部分はあるけど、全体的に見ると今日は良いペースが刻めたように思う。最後のVSCは本当に残念だった。あれがなければ、前を走ってたアルピーヌを捕まえられたのに。
このクルマにこれほど満足できたのは久しぶりだ。予選とレースではもっと攻めていきたいし、今週末はこれまでのところかなり競争力があったから、良い形で週末を締め括りたい。
マクラーレンはかなり速そうだけど、明日の表彰台争いには絡めると思う。
雨とコンディションのせいで予選が走れなかったのは本当に残念だけど、明日は天気が良くなって、ブラジルのファンの前で走れることを願ってる。
クリスチャン・ホーナー代表
ここでは本当にあっという間に天気が変わる。パフォーマンスとレースペースが発揮できたし、スプリントは良かった。残念ながらペナルティによって、マックスは順位とポイントを失うことになったが、こういうこともある。
チェコはスプリントで見事なパフォーマンスを見せ、ポジションを上げていった。予選でも同様の展開を期待していたが、残念ながら天候がそれを許さなかった。
今夜の予選中止は正しい判断だったと思う。天候が回復して、明日朝に予選が再開できることを期待している。
2024年のF1サンパウロGP予選は雨の影響で日曜に延期された。直前のスプリントはドライレースとなり、僚友オスカー・ピアストリとの順位交代を経て、ランド・ノリス(マクラーレン)が優勝した。
決勝レースは日本時間11月3日(日)26時にフォーメーションラップが開始され、1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。