ピエール・ガスリー、前側ブレーキを完全に喪失「スタート直後から違和感、急速に悪化」

HANSをつけレースに備えるトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、2018年F1ロシアGPにてcopyright Honda

謎のブレーキトラブルによってF1ロシアGPをリタイヤという結果で終える事となったトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、スタート直後からブレーキペダルに違和感を抱えていたと明かす。

旧型のパワーユニットに載せ替えた事でグリッド後方17番手からレースに臨んだガスリーは、スタートを失敗し一気に最後方に後退。その後、高速の左ロングコーナーを抜けた先のターン4でのブレーキングの際にスピン。車体は左に回転しながらコース外に飛び出した。

緊急ピットインを強いられたガスリーはそのままガレージイン。レース開始から5分程でヘルメットを脱ぐに至った。問題の特定にはまだ時間がかかるものとみられているが、フロントブレーキのピストンがスタックし、オーバーヒートを起こしていた事が判明している。

スタート直後からブレーキに違和感、急速に悪化

ピエール・ガスリー決勝: リタイヤ位, グリッド: 17番手

レースをスタートした直後からブレーキペダルに違和感があって、あっという間に悪化したんだ。3ラップ目のターン4でブレーキを踏んだら、ペダルが完全にフロアについてしまい、フロントブレーキを完全に失ってしまった。リタイアせざるを得なかったよ。

データを分析して何が起こったのかを正確に調べてみる必要があるね。2台ともがレース早々にリタイアする事になってしまい残念だよ。


53周で争われた決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがチームオーダーの助けを駆りて通算70勝目を上げ優勝。2位はハミルトンに順位を譲ったバルテリ・ボッタス。3位表彰台にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルという結果となった。

待望の2018第17戦F1日本GPは三重県鈴鹿サーキットにて、10月5日金曜午前10時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1ロシアGP特集

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