全ラップ無線不通のジョビナッツィ、自らインター交換を決断して逆転の8位入賞を飾ったライコネン / Alfa Romeo
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アルファロメオ・レーシングは9月26日に開催されたF1ロシアGP決勝レースでキミ・ライコネンが8位、アントニオ・ジョビナッツィが16位で完走を果たした。
ジョビナッツィはギアボックス交換による5グリッドの降格ペナルティを受けグリッドについた。不運にも全53周に渡ってチーム無線が不通で、ピットウォールとのコミュニケーションの一切が絶たれた状態で最終盤の難局を乗り越えなければならなかった。
唯我独尊のライコネンはいつものように、自らピットインする事を決断して48周目にインターミディエイトに履き替えた。ラスト8周まで13番手に留まっていたものの、この英断によって雨の最終盤にフィールドを駆け上がり8位入賞を飾った。
アルファロメオ:F1ロシアGP決勝
キミ・ライコネン決勝: 8位, グリッド: 13番手
ハードにレースを戦った上での悪くないリザルトだと思う。ドライではライバルについていけたけど追い抜くのは楽じゃなく、特にDRSトレインの中にいる時は尚更だった。
雨が降ってきた終盤には正しい決断を下させたよ。あまりにも路面が濡れ始めてきたなと思ったからピットに入る事にしたんだけど、結果的に正解だった。
ベストを尽くしてそれに見合うポイントを持ち帰れたと思う。
アントニオ・ジョビナッツィ決勝: 16位, グリッド: 17番手
色んな出来事があったレースだった。僕はターン2で当てられてしまい幾つかポジションを落としたし、それに加えてオープニングラップから無線が使えず、チームとコミュニケーションが取れない状況にあった。
レース終盤に雨が降り始めた時は特に大変だった。タイヤ交換についてピットと全く話ができなかったからね。
チームとしての結果には満足しているけど、僕個人としては次のトルコに目を向けたいところだ。
9月26日(日)にソチ・オートドロームで行われた2021年F1第15戦ロシアグランプリ決勝レースでは、4番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が通算100勝目を上げた。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3位表彰台にはカルロス・サインツ(フェラーリ)が滑り込んだ。
イスタンブール・パーク・サーキットを舞台とする次戦トルコGPは2週間後の10月8日のフリー走行1で幕を開ける。