7番手フェルスタッペン、ルノーの脅威を予想するも「予選と決勝に向けて良いアイデアが得られた」

レッドブル・ホンダRB16のコックピットに座るマックス・フェルスタッペン、2020年F1ロシアGPフリー走行2にてcopyright Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、9月25日(金)に行われたF1第10戦ロシアGP初日の2回目のプラクティスで7番手に留まり一部のミッドフィールダーに先行を許したが、「予選と決勝に向けて良いアイデアが得られた」「決勝では戦いに加われるはず」と述べ、2日目に向けて前向きな姿勢を強調している。

ロシアGPの舞台となるソチ・オートドロームはメルセデスが無敗を誇るコースであり、英国英国ミルトンキーンズのチームは2014年の初開催以来、一度もポディウムに上がった事がない。レッドブルはダウンフォースを削っていく必要があるサーキットを苦手としており、それは初日セッションの結果からも明らかだった。

フェルスタッペンは赤旗とバーチャル・セーフティーカーの導入でクリーンとは言えない90分間となったFP1で3番手タイムを刻むも、昼休み明けの午後のFP2ではマクラーレン勢とレーシングポイントのセルジオ・ペレス、そして同じ飛行機でソチへと入った旧友ダニエル・リカルドのルノーR.S.20に先行を許した。

最速を刻んだメルセデスのバルテリ・ボッタスと差は1.529秒と大きく開き、リカルドとのギャップも0.471秒と、その背中は遥か彼方にある。R.S.20はダウンフォースレベルが低い代わりにドラッグも低く、過去数戦でも印象的なパフォーマンスを示している。

順位 ドライバー チーム タイム
1 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:33.519 37
6 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:34.890 +1.371 35
7 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:35.048 +1.529 30
8 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:35.052 +1.533 35

予選と決勝に向けて良いアイデアが得られた

マックス・フェルスタッペンFP2: 7位, FP1: 3位

このコースが僕らにとってベストでない事は予め分かっていた事だ。今日は2回のセッションを通してダウンフォースレベルを変えて、ベストなオプションを見出すべく作業に取り組んだ。

FP2ではもう少し良い結果が得られたと思うけど、クルマに変更を加えてたくさんのテストを行う事が出来た。上手くいったものもあれば、上手くいかなかったものもあるけど、明日に向けて幾つか良いアイデアを得る事ができた。

予選は厳しいものになると思うし、3番手以内に入れるかどうかは分からないけど、決勝に関して言えば少しマシだと思ってる。ルノーも手強そうだけど、自分たち自身の事に集中する事が大切だ。ダウンフォースレベルとクルマの安定性を適切にトレードオフする事が求められている。

予選はタイトな戦いになるだろうし、表彰台を獲得するためにはまだ少し仕事が残っているけど、僕としては戦いに加われると思ってる。


初日はメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが2セッションで最速を刻み、FP2では2番手にハミルトン(メルセデス)、3番手にはダニエル・リカルド(ルノー)が続く結果となった。

F1ロシアグランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月26日(土)18時から、公式予選は同21時から1時間に渡ってソチ・オートドロームで開催される。

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