F1:レッドブル・レーシング、人種差別的メッセージのリーク受け当該従業員を解雇
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人種差別的表現を含むテキストメッセージがネット上にリークされた事を受け、レッドブル・レーシングは当該従業員を解雇した事を明らかにした。
Sky SportsはF1ハンガリーGP初日を迎えた英国現地30日夜、当該人物はトラックサイドチームの主要メンバーではないとの補足を付け、レッドブル広報担当者からの次の声明を伝えた。
「先週公にしたように、我々は如何なる種類の人種差別を許しておらず、組織内における人種差別的な行動に対してはゼロ・トレランス・ポリシーで対応している。問題の人物はもはやレッドブル・レーシングの従業員ではない」
ゼロ・トレランスとは軽微な規律違反であっても寛容せずに厳しく罰することで、より重大な違反を未然に防ごうとする教育理念を基にした思想だ。
具体的にどういった内容の「問題」が発生したのかについては明らかにされていないものの、人種差別的な表現を含むWhatsApp上のプライベートメッセージが日本時間27日(火)朝にTwitter上でリークされた事を受けての措置と見られる。
物議醸すイギリスGPでのマックス・フェルスタッペンと接触事故を巡り、ルイス・ハミルトンのInstagramアカウントに寄せられた人種差別的コメントをFacebook社が削除した事を受けレッドブルは、タイトル争いのライバルに向けられた人種差別的な罵倒に「嫌悪感と悲しみを覚えている」との声明を発表している。
「我々はコース上において熾烈なライバル関係にあるかもしれないが、人種差別に対しては一致団結している。我々は、チーム、ライバル、そしてファンに対するいかなる種類の人種差別的行為も非難する」
「こうした行為を行った者は責任を負うべきだ」
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーもまた、個人のSNSアカウントを通して「チャンピオンシップ争いが激化しているとは言え、高ぶった感情が人種差別的嫌がらせにまで及ぶ事はあってはならない」との切り出しで始まるコメントを発表している。
「我々はチーム内での人種差別的な行動に対してゼロ・トレランスのアプローチをとっており、個人的には、この種の嫌がらせを行った者は責任を取るべきだと強く感じている」
「我々はこうした行為をこのスポーツから根絶するために、FIAとF1をサポートしていく」