キミ・ライコネン、F1イタリアGPで引退発表との噂…後任囁かれるボッタス、スパ終えて署名仄めかす

雨のスパ・フランコルシャンのパドックを歩くアルファロメオのキミ・ライコネン、2021年8月29日F1ベルギーGPにてCourtesy Of Alfa Romeo Racing

F1史上最多出走記録の更新停止の時が間近に迫っているようだ。フランスのCanal+を始めとする複数の報道メディアによると、アルファロメオは母国イタリアGPの週末にキミ・ライコネンの引退を発表する可能性があるという。

20年近くに渡りF1の顔であり続けた2007年のF1ワールドチャンピオンは今年10月に42歳の誕生日を迎える。確かにレース結果では今もチームメイトをややリードしているものの、予選では逆にアントニオ・ジョビナッツィに遅れを取る場面が増えてきている。

なお同メディアのみならず、ライコネンの引退発表と合わせてバルテリ・ボッタスのアルファロメオ移籍が発表され、その後にメルセデスによるジョージ・ラッセルの昇格がアナウンスされるとの見方が広がっている。

Canal+は情報の出どころを”信頼ある筋”とのみ明かしている。なおアルファロメオのチーム代表兼CEOはフランス出身のフレデリック・バスールだ。

メルセデスのトト・ウォルフ代表はスパの週末に、2020年のルイス・ハミルトンのチームメイトについて既に内々で決定を下している事を認めた。驚くべき事にウィリアムズのヨースト・カピートCEOは、その決定内容を知らされていないと言う。

ベルギーGPで発表が行われなかったのは、ボッタスとラッセルのいずれかのドライバーの来季契約が確定していないためだと推測された。だが、今や両ドライバーの来季計画は確定済みである可能性が高い。

ボッタスはベルギーGP決勝の翌月曜日、自身のInstagramストーリーに契約署名を仄めかす画像をアップした。

copyright @valtteribottas

契約書名を仄めかすバルテリ・ボッタスのinstagramストーリーでの投稿

点と点が繋がり線となっていく一方、公式発表までは何が起こるか分からないのがF1。イタリアは角田裕毅とピエール・ガスリー擁するアルファタウリ・ホンダにとっての母国でもあり、2022年のシート発表ラッシュとなるやもしれない。

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