レッドブル・ホンダ「ここが正念場」メルセデスに5点差に詰め寄り最終2戦へ
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レッドブル・ホンダはF1第20戦カタールGP決勝でセルジオ・ペレスが4位、マックス・フェルスタッペンが2位に加えてファステストラップを刻み、計31点を加えてコンストラクターズ選手権争いにおける首位メルセデスに対する点差を5点にまで縮めた。
Pos | Driver | Team | Time | PTS |
---|---|---|---|---|
1 | ハミルトン | メルセデス | 1:24:28.471 | 25 |
2 | フェルスタッペン | レッドブル | +25.743s | 19 |
4 | ペレス | レッドブル | +62.306s | 12 |
NC | ボッタス | メルセデス | DNF | 0 |
フェルスタッペンは予選2番手を刻みながらも二重黄旗無視によって5グリッド降格の7番手、ペレスはQ2敗退の11番手からのスタートと、チームとしては劣勢をはねのけての大量ポイントレースとなった。
ただしドライバーズ選手権という観点で言えば、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾った事でフェルスタッペンのリードは前戦サンパウロに続いて更に縮小する事となり、14点から8点にまで縮まった。
とは言え、チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはこの日のレース結果に手応えを得ているようだ。
「大変な一日だった。マックスは1周目の最初の2つのコーナーでセンセーショナルな走りをみせ、見事に挽回してくれた」とホーナーは語った。
「今日はルイス、メルセデスのマシンの方が我々より速かったが、第2・3スティントでは彼らに匹敵するペースを見せる事ができた」
「自分達の方が速かったわけではないが、ストレートライン速度には競争力があったし、マックスがソフトに履き替える前の時点で既にファステストラップを記録できていた事も励みになった」
「チェコ(ペレス)は今日、不運にもポディウムに上がる事が出来なかった。バーチャル・セーフティーカー(VSC)がなければ、最終ラップでアロンソに追いついていたと思うが、それでも今日の彼は素晴らしい走りで貴重なチームポイントを獲得してくれた」
「久しぶりに表彰台に上ったフェルナンドの姿を見れたのも良かった」
「これでコンストラクターズ選手権ではメルセデスに僅か5点差に詰め寄り、ドライバーズ選手権では8点のリードを以て、この先に控える非常に大きな2レースに挑む事になる。ここが正念場だ」
「来週は懸命に作業に取り組み、できる限りクルマを改善したい。その上で、ジェッダで何ができるかを考えたいと思う」
ロサイルと並び初開催となるジェッダ市街地コースを舞台とする次戦サウジアラビアGPは12月3日のフリー走行1で幕を開ける。