相次ぐトラブルと不運に見舞われたマゼピン「ミックのクルーも作業を手伝ってくれた」19番手に満足のシューマッハ / Haas
Published:
ウラルカリ・ハースF1チームのミック・シューマッハとニキータ・マゼピンは、ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された2021年FIA-F1世界選手権第20戦カタールGP予選で、それぞれ19位と20位を獲得した。
予選は厳しい結果となり、両ドライバーともにQ1で敗退した。FP1でのコースオフが引き金となり、金曜日のFP2をシャシー交換のために欠場したマゼピンは、土曜にも技術的な問題に見舞われ最終フリー走行を失った。更にパワーコントローラーの交換を経て挑んだ予選Q1ではフロントウイングが破損する不運に見舞われた。
チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーはマゼピンのクルマに関する作業を次のように説明した。
「FP3でトラブルに見舞われた後、ニキータをもう一度コース送り出すためにチームは本当に努力してくれた。エンジンを取り外して再び取り付け、配線を含めた電気系統に関する全てを交換したのだ」
「もちろん、週末を通して15周程度しか走れていない状態で予選に臨まなければならないのは本当に厳しい事だが、それでも少なくとも数周は走る事ができた」
ハース:F1カタールGP予選
ニキータ・マゼピン予選: 20位, FP3:DNS
完全に初めてのコースで走れたのは10周位だった。チームは、あの短期間でクルマを元に戻すという本当に素晴らしい奇跡的な仕事をしてくれた。変更可能なものは文字通りすべて変更してくれた。
僕のクルマのクルーだけじゃなく、ミックのクルーも作業を手伝ってくれた。彼らの仕事ぶりは本当にスペシャルだったけど、予選そのものは厳しい結果に終わってしまった。
ミック・シューマッハ予選: 19位, FP3: 19位
このコースを走るのは楽しい。確かに夜間のドライビングは慣れるまで大変だけどね。厳しい戦いになることは分かっていたけど、全体としては本当に満足している。最大限のラップタイムを刻めたし、それは目標としていたもの以上ではなかったけど目標を達成するものだった。
レイアウト的に最終コーナーは必ずと言っていいほどトラフィックが発生していた。誰もが最終コーナーに向けてタイヤに熱を入れたいわけで、ポジションを譲りたくないもんだからしょうがない。それでもチームとして上手く対処できたから満足だよ。
ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。
2021年 F1カタールグランプリ決勝レースは、日本時間11月21日(日)23時にスタート。1周5,380mのロサイル・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。日本ではフジテレビNEXTとDAZNがライブで放送する。