フェルスタッペン、メルセデスの再審請求却下に「イイね。でも予想通り」
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マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、F1サンパウロGPの48周目のインシデントを巡るメルセデスの再審請求が却下された事に特に気を払ってはいないようだ。
シーズン3戦を残して14点差でチャンピオンシップをリードするフェルスタッペンは、初開催を迎えたF1カタールGPのオープニングセッションでトップタイムを刻むと、照明が路面を照らす中で行われたFP2でタイトル争いのライバル、ルイス・ハミルトンに1000分の72秒差の3番手タイムをマークした。
セッションを終えてインタビューに応えたフェルスタッペンは「今日はドライブしていて本当に楽しかった。最高にクールなサーキットだと思う」とロサイル・インターナショナル・サーキットを絶賛した。
「FP2ではクルマの挙動を確認する事が重要だった。(予選と決勝が行われる)夕刻のサーキットの感触を探る初めてのチャンスだったからね」
「僕にとってはミディアムとソフトではかなり大きな違いがあった。ソフトタイヤは最高という感じじゃなかったけど、ここを走行するのは今回が初めてだから理解すべき事がたくさんあるのは当たり前さ」
「クルマ的な観点から決勝レースがどうなるかを予想するのは難しいけど、前のクルマについていくのは大変だろうね。でも1ラップに関して言えばいい感じだと思う」
ポールポジションと勝利を懸けて戦えそうかと問われたフェルスタッペンは時期尚早だとして「まだ何も言えない」と答えた。
「誰にとっても全てが新しく、まだまだ検討しなきゃならない事がたくさんあるから、残りの週末がどうなるか見守る事にするよ」
FP2に先立ってスチュワードは、ブラジルでのハミルトンとの首位防衛戦の最中に2台が揃ってコースアウトした一件に対するメルセデスの再審請求を却下した。これによりフェルスタッペンのインテルラゴスでの2位が確定した。
当初から自身にペナルティが科される事はないと考えていたフェルスタッペンにとっては当然の結末だった。フェルスタッペンは「イイね。でも予想通りだよ」と一言だけ感想を口にした。
初日をトップで締め括ったのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。2番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)をコンマ2秒差で退けた。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。
F1カタールグランプリ3回目のフリー走行は日本時間11月20日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。