F1テスト最終4日日始動!王者メルセデスが遂に本腰、ホンダ勢も走行スタート

スクーデリア・フェラーリのガレージとSF90、F1バルセロナ合同テストcopyright Ferrari S.p.A.

第一回F1バルセロナ合同テスト最終4日目のセッションが21日現地9時(日本時間17時)に、気温5度・路面温度6度のドライコンディションでスタートした。木曜の現地バルセロナは好天に恵まれている。

F1テスト4日目午前速報結果

昨日は、連日続いていた開始直後の”赤旗祭り”が中止となったが、4日目の今日は再び復活。開始15分、エアロレイクを身につけ先陣を切ったマクラーレンのランド・ノリスがグラベルの餌食に。低速でクルマの挙動が乱れていた事からマシントラブルの可能性も疑われるが、そもそも路面温度が低すぎてタイヤに熱を入れるのが困難だ。

セッション開始1時間過ぎ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが硬めのC2コンパウンドで1分18秒800を記録。暫定トップに立った。メルセデスがタイムシート最上部に来るのは今週末はこれが初。これまではマシンへの理解を進めるために、ひたすらロングランに集中していたが、遂に本腰を入れ始めたというところだろうか。

これを見て反応したかは定かでないが、その30分後に同じC2タイヤを履いてコースに出たフェラーリ、シャルル・ルクレールが0.035秒差で上回りトップ交代。今日は跳馬とシルバーアローによる”ミニチャンピオンシップ”が楽しめそうだ。

レッドブル・ホンダはこの日ピエール・ガスリーが走行を担当。13周を走って6番手タイムを記録している。もう一台のホンダエンジン車両、昨日最速に輝いたスクーデリア・トロロッソSTR14をドライブするのはアレックス・アルボン。現時点では5周を走行したのみで、タイム計測は行っていない。

昨日ようやくパドックに姿を見せたウィリアムズFW42。午前を担当するロバート・クビサは大量のエアロセンサーを取り付けてコースイン。初日と2日目の不参加によって失われた時間はあまりに膨大だが、現在9周を走行しており、一日を通してどれだけ走り込めるかに注目が集まる。

F1合同テスト1《4日目》1時間半経過速報

Pos Driver Team Time Tyre Laps
1 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:18.475 C2 22
2 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:18.800 C2 13
3 ダニエル・リカルド ルノー 1:19.048 C2 18
4 ロマン・グロージャン ハース 1:19.304 C2 25
5 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 1:20.259 Proto 20
6 ピエール・ガスリー レッドブル・ホンダ 1:20.481 C3 13
7 ランス・ストロール レーシングポイント 1:20.842 C3 13
8 ランド・ノリス マクラーレン 1:23.874 C5 13
9 ロバート・クビサ ウィリアムズ 1:52.953 C4 9
10 アレックス・アルボン トロロッソ・ホンダ 5
バルテリ・ボッタス メルセデス
ケビン・マグヌッセン ハース
ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー

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