メルセデス、タイムに目もくれず虎視眈々と150周を走行「速さは追求していない」F1合同テスト初日

シルバーストン・サーキットを走行するメルセデスW10copyright Mercedes

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが、18日のF1バルセロナテスト初日セッションを振り返った。ボッタスは午前、ハミルトンは午後の走行を担当。二人で役割分担をこなし計150周を走り込んだ。

午前のセッションでは、タイヤと空力データの収集に焦点を当てたプログラムが行われた。午後は、特定のセットアップ変更に対してクルマがどのように反応するかを測定し、マシンの基本性能を的確に把握する取り組みが行われた。

タイムこそボッタスが8番手、ハミルトンが9番手であったが、シルバーアローは目先のタイムシートに囚われることなく、虎視眈々と700km近いマイレージを稼いだ。テクニカル・ディレクターを務めるジェームス・アリソンは「今日は速さを追求していない。マシンのハンドリングや挙動については概ね満足だ」と述べた。

メルセデス:F1合同テスト初日を終えて

ルイス・ハミルトン順位:9番手、周回数:81

またマシンに戻れて嬉しいよ。クルマが順調に走ってくれて最高さ。去年と比べると感触は結構違うね。今はマシンを把握するために、バランスや自分たちが取り組んでいる作業特性を理解したりしてるんだ。今日は前向きな一日だったし、走行プログラムも全て消化した。これからセットアップを煮詰めていくけど、学ばなきゃならない事が山積みだ。

バルデリ・ボッタス順位:8番手、周回数:69

今朝は本当に楽しかった。またコースを走る事が出来て嬉しいよ。僕の方は大きなトラブルもなく69周を走れたから、まずまずいい感じだ。出来立てほやほやのマシンだったわけだけど、すぐにバランスと挙動を改善する方法を見つける事が出来た。

マシンは上手く機能してるよ。ブラックリーとブリックスワース、それから現場のみんなやチーム全体が最高の仕事をした証拠だね。明日の午後が楽しみだ。


バルセロナテスト初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手カルロス・サインツ(マクラーレン)を0.397秒差で退けた。3番手にはハースのロマン・グロージャンが続く結果となった。

テスト2日目は、日本時間2月19日(火)現地午前9時、日本時間午後17時からスペインのカタロニア・サーキットで行われる。

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