DASを初稼働させたメルセデス、ERSに問題抱えるも断トツのマイレージ / テスト《2日目》
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メルセデスAMGペトロナスF1チームは2月20日(木)に行われた2020年F1バルセロナテスト2日目に、ルイス・ハミルトンが163周を走り込んで9番手タイムを記録し、バルテリ・ボッタスは77周を走って13番手タイムをマーク。合計183ラップ、距離に換算して797kmのマイレージを重ねた。
初日に続いて全チームの中での最多周回数を記録したものの、全てが順風満帆だったわけではない。午後を担当したボッタスはERS関連のトラブルのために、チェッカーフラッグまで40分を残してクルマを降りた。
この日はW11に搭載されたDAS=デュアル・アクシス・ステアリングが初めて稼働し、その興味深いトリックが大きな話題を呼んだ。テクニカル・ディレクターを務めるジェームス・アリソンは「DASシステムに何が出来るのかについて、ドライバーと共に研究していきたい」と語った。
メルセデス:バルセロナテスト2日目
ルイス・ハミルトン順位: 9位 / 周回数: 106周
今日もまた、ここバルセロナで素晴らしい一日を過ごすことが出来た。充実したマイレージを稼げたからね。チームとしては午前中にレースシミュレーションを行ったんだけど、素晴らしい信頼性のおかげで良いベースを形作る事ができてきている。
今日はおそらく僕が覚えている中で、テストセッションが終わってもまだ続けたいって思った初めての日だと思う。本当はもっと走り込みたかったんだけど、残り20分というところでタイヤが足りなくなってしまったんだ。
今日は本当に良い気分だし、肉体的にもかなり良い感触を得ることができた。レースランを終えた段階で”まだ100周はイケる”って思えたんだから良い兆候だよ。
バルデリ・ボッタス順位: 13位 / 周回数: 77周
今日の午後は77周を走り込んだ。良い数字だと思うけど、クルマにトラブルが出てしまったために走行時間が削られてしまい、若干トリッキーだった事は否定できない。でも、クルマについての理解を深める事が出来たし良い一日だった。
今日はかなりマイレージを稼げたし、完全なレースシミュレーションもほぼ終える事が出来て、経験とデータを得る事が出来た。明日のセッションに向けて分析していく。
僕個人としてはレースシミュレーションとは無関係に、本当に多くの学びがあった。クルマの調子は良かったし、明日の午前のセッションを楽しみだ。
2日目をトップで締め括ったのはアルファロメオのキミ・ライコネン。2番手にはレーシングポイントのセルジオ・ペレス、3番手にはルノーのダニエル・リカルドが続く結果となった。
2020年F1バルセロナテスト3日目のセッションは、日本時間2月21日(金)現地9時から17時まで、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。