ピエール・ガスリー、高い信頼性を武器に単独147周の5番手「進むべき方向性が見えてきた」
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アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、2月20日(木)に行われた2020年F1バルセロナテスト2日目を振り返り「進むべき方向性が見えてきた」と述べ、充実した様子を伺わせた。
この日、今季テストで初めてAT01のステアリングを握ったガスリーは、個人としてはロマン・グロージャン(Haas)の158周に続いて2番目に多い147周を走り込み、トップのキミ・ライコネンから1.03秒遅れの5番手タイムを刻んだ。ライコネンはC5、ガスリーはC2タイヤを履いての計測だった。
テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エジントンは「今日はエアロレイクを装着して空力データを集めると共に、数多くのテストアイテムを試しつつ、パワーユニットのセッティング調整も行った。クルマの信頼性は非常に高く、多くの距離を走り込めた。集めたデータは現場だけでなく、エアロや設計、車両パフォーマンス部門があるファエンツァとバイチェスターのファクトリーでも大いに活用される事になる」と語った。
単独147周で5番手「進むべき方向性が見えてきた」
ピエール・ガスリー順位: 5位 / 周回数: 147
今日は楽しかったよ。しばらくぶりのF1マシンだったからね。ほんと凄く恋しかったんだ! 今日の目標はできるだけ多く走り込むことだった。今年のテストは昨年より2日間も少ないから、より効率的に作業を進める必要があった。
全体としては、計画していたプログラムを無事に終えることができたし、満足して良いんじゃないかな。クルマに乗り込んですぐに良いフィーリングが得られたのも良かった。
今日は去年と比べて更に多くの項目をテストしてみんだけど、その中には幾つか凄く良い結果が得られたものもあった。クルマを改善するための方法は色々と考えているんだけど、新車だからクルマに対する理解が浅い部分もあるし、今はまだある種のエリアについて学びを深めなきゃならない段階だ。
ここ数日間の作業のおかげで進むべき方向性が見えてきたと思う。勉強しなきゃならない事が山積みだ。
2日目をトップで締め括ったのはアルファロメオのキミ・ライコネン。2番手にはレーシングポイントのセルジオ・ペレス、3番手にはルノーのダニエル・リカルドが続く結果となった。
2020年F1バルセロナテスト3日目のセッションは、日本時間2月21日(金)現地9時から17時まで、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。