F1ポルトガルGP パワーユニット投入状況:ホンダ勢含む8台が交換を実施

2017年のホンダ製F1パワーユニット「RA617H」の一部Courtesy Of Honda

国際自動車連盟(FIA)テクニカルデリゲートの正式発表を元に、2021年F1第3戦ポルトガルGPの2日目開始時点における各ドライバー(マシン)毎のパワーユニット投入状況を以下にまとめる。

今回は週末を前にレッドブルおよびアルファタウリのホンダ勢と、ワークスおよびアルファロメオのフェラーリ勢の計8台がエキゾーストを交換した。

いずれもルーティンワークと見られるが、少し不可解なのは角田裕毅だ。というのも予選でクラッシュを喫した事から、前戦エミリア・ロマーニャGPの決勝を前に既に新品を投じているためだ。角田裕毅のエキゾーストは3基目に達した。

なおイモラの決勝でマシンが大破したバルテリ・ボッタス(メルセデス)とジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)はいずれも交換を免れたが、ギアボックスは新調している。

V6ハイブリッド導入8年目の今年はICE(内燃エンジン)、ターボ(TC)、MGU-H、MGU-Kが各々年間3基まで、CE(コントロール・エレクトロニクス)、ES(バッテリー)は2基まで降格ペナルティなく使用できる。ただしカレンダーが19戦以下となった場合は、MGU-Kの年間許容数が2基までに制限される。

また今季より新たに年間の使用上限に制限が加えられたエキゾースト・システムは、主要4エレメントを年間各8セットまで使用できる。

F1ポルトガルGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
メルセデス L.ハミルトンHAM 1 1 1 1 1 1 1
V.ボッタスBOT 1 1 1 1 1 1 1
レッドブル・ホンダ M.フェルスタッペンVER 1 1 1 1 1 1 2
S.ペレスPER 1 1 1 1 2 2 2
マクラーレン・メルセデス D.リカルドRIC 1 1 1 1 1 1 1
L.ノリスNOR 1 1 1 1 1 1 1
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 1 1 1 1 1 1 1
S.ベッテルVET 1 1 1 1 1 1 1
アルピーヌ・ルノー F.アロンソALO 1 1 1 1 1 1 3
E.オコンOCN 1 1 1 1 1 1 2
フェラーリ C.ルクレールLEC 1 1 1 1 1 1 2
C.サインツSAI 1 1 1 1 1 1 2
アルファタウリ・ホンダ 角田裕毅TSU 2 2 2 2 3 3 3
P.ガスリーGAS 1 1 1 1 2 2 2
アルファロメオ・フェラーリ K.ライコネンRAI 1 1 1 1 1 1 2
A.ジョビナッツィGIO 1 1 1 1 1 1 2
ハース・フェラーリ N.マゼピンMAZ 1 1 1 1 1 1 1
M.シューマッハMSC 1 1 1 1 1 1 1
ウィリアムズ・メルセデス J.ラッセルRUS 1 1 1 1 1 1 1
N.ラティフィLAT 1 1 1 1 1 1 1

F1ポルトガルGP特集

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