リーダーとしての角田裕毅の仕事ぶり「明らかだよ」高く評価するランド・ノリス

ドライバーズ・プレスカンファレンスでランド・ノリス(マクラーレン)にキャップを被らせられる角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年7月27日(木) F1ベルギーGP(スパ・フランコルシャン・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ランド・ノリス(マクラーレン)はチームリーダーとしての角田裕毅の仕事ぶりを高く評価すると共に、終盤に向けて競争力を一気に引き上げたアルファタウリと来年上位争いができる事を楽しみにしているとエールを送った。

マクラーレンが2023年シーズンを通して最も大きな改善を果たしたチームである事に異論を唱える者はいないだろう。

カナダGPまでの開幕8戦で稼いだポイントは僅か17点に過ぎなかったが、オーストリアでの大規模アップグレードの投入を境にMCL60はトップマシンの一角を占める進化を遂げ、後半14戦で285点もの大量得点を上げた。

最終アブダビGPを経て、MCL60の進化について問われたノリスは「今年、僕らがこれほどまでに大きなステップを踏むなんて多分、誰も期待してなかったと思う」と語った。

「フェラーリもメルセデスも、そしてアストンも(これほど改善する事は)できなかった。だから、序盤の段階から今の場所まで至ったのは本当に凄いことだし、チーム全体を本当に誇らしく思ってる」

「アルファタウリも大量にアップグレードしてたよね。今週末もフロアを持ち込んでたけど、思うに今年6回目なんじゃないかな」

マクラーレンとアルファタウリは序盤、最下位を争うライバル関係にあった。程度は違うものの、アルファタウリもマクラーレンと同じ様にシーズンを通してクルマの競争力を改善させ、最終戦では上位を賭けてコース上でバトルを繰り広げた。

ノリスは隣にいた角田裕毅の肩に手を回して「最後は僕らの方が速かったけどね!」と笑ったが、「でも彼らは良い仕事をしたよ」と続けた。

「クルマは飛躍的に進歩した。チームをリードして発展させるという点でユーキが本当に良い仕事をしたのは明らかだ。この仕事っていうのはF1では重要なことなんだ」

「来年、彼らと戦うのが楽しみだよ。というか僕としては(今年のレッドブルのように圧倒的に速いマシンが手に入って)誰とも戦わなくて済む事を願ってるけどね。でもレースが楽しみだ」

ノリスはマクラーレンが公式に認める”ユーキ・フリーク”だ。

F1アブダビGP特集

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