F1オランダGP 決勝グリッド︰角田裕毅は昇格、エンジン及びギアボックス交換でグリッド変動

オランダ人初のオランダGPポールシッターに輝いた地元の英雄マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に声援を送るファン、2021年9月4日F1オランダGP予選にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

9月5日(日)にザントフォールト・サーキットで開催される2021年シーズンのF1世界選手権第13戦オランダGPの公式スターティング・グリッドが国際自動車連盟(FIA)より発表された。

グリッドに関しての注目ポイントはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)とニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)2名だ。

ピットレーンでトラフィックに見舞われたにも関わらずアウトラップが遅く計測ラップを逃してQ1敗退を喫したペレスは決勝を前に全コンポーネントを一新。4基目投入に加えてセットアップを変更した事でピットレーンスタートとなった。

またクラッシュによって予選Q2での2回目の赤旗の原因を作ったラティフィが今週末2基目のギアボックスに交換した事に加えて、別スペックのノーズとフロントウイングに交換した事から、こちらもピットレーンからのスタートが命じられた。

これによって角田裕毅を含む予選15番手以降の5名がスタートポジションを上げた。

なお今週末は初日を前に、フェラーリ製F1パワーユニットを搭載するアルファロメオとハースが、キミ・ライコネン、アントニオ・ジョビナッツィ、ニキータ・マゼピン、ミック・シューマッハに今季3基目となるICE、ターボチャージャー、MGU-Uを投じた。

またハースの2台に加えてランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)はエキゾーストの交換を行った。

2日目に向けてはホンダエンジン勢に動きがあった。

アルファタウリの角田裕毅は今季3基目となるターボチャージャーとMGU-Hを開封。ピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスは6基目のエキゾーストに手を付けた。またアルピーヌのフェルナンド・アロンソも7基目のエキゾーストの封を切った。

上記はいずれも規制の範囲内でグリッド降格ペナルティの対象外だった。

ギアボックスに関してはラティフィを含む全11名が2日目を前に交換を行っているが、こちらもペナルティに該当するドライバーはいなかった。

予選ではベッテルの計測ラップを妨害したとしてニキータ・マゼピンとミック・シューマッハが審議の対象となったが、状況を鑑みてお咎めなしの裁定が下されている

ポールポジションはマックス・フェルスタッペン。その背後にはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのメルセデス勢が続き、2列目4番グリッドにはピエール・ガスリーが並ぶ。

2021年 F1オランダGP決勝レースは日本時間9月5日(日)22時にスタート。1周4,259mのザントフォールト・サーキットを72周する事でチャンピオンシップを争う。

2021年F1オランダGP 決勝グリッド

Pos No Driver Team Qualifying
1 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1(-)
2 44 L.ハミルトン メルセデス 2(-)
3 77 V.ボッタス メルセデス 3(-)
4 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 4(-)
5 16 C.ルクレール フェラーリ 5(-)
6 55 C.サインツ フェラーリ 6(-)
7 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 7(-)
8 31 E.オコン アルピーヌ・ルノー 8(-)
9 14 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー 9(-)
10 3 D.リカルド マクラーレン・メルセデス 10(-)
11 63 G.ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 11(-)
12 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 12(-)
13 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 13(-)
14 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 15(+1)
15 5 S.ベッテル アストンマーチン・メルセデス 17(+2)
16 88 R.クビサ アルファロメオ・フェラーリ 18(+2)
17 47 M.シューマッハ ハース・フェラーリ 19(+2)
18 9 N.マゼピン ハース・フェラーリ 20(+2)

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