フェルスタッペン、好感触もレッドブルに改善要求…ノリスに及ばず2番手
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8月25日(金)のF1第14戦オランダGP初日プラクティスを2番手で終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、特定コーナーでのマシンバランスに改善すべき点があると訴えた。
ザントフォールト・サーキットを舞台とする今週末は、レッドブルにとっての14連勝だけでなく、セバスチャン・ベッテルに並ぶF1史上最多タイの個人9連勝の記録が懸かっているが、フェルスタッペンは初日をトップで締め括る事ができなかった。
母国の熱狂的ファンを前にフェルスタッペンはオープニングセッションでフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)を抑えて最速を刻んだが、続くFP2では中速コーナーで課題を抱え、1000分の23秒及ばずランド・ノリス(マクラーレン)に最速の座を許した。
セッションを振り返ったフェルスタッペンは、FP1よりFP2の方が「少し難しかった」とした上で、「幾つかのコーナーでバランスがあまり良くなかったから、もう少しばかり解決しなきゃならない」「微調整したい点が幾つかある」と述べ、課題がある事を認めた。
とは言え、全体として初日の出来は大いに満足のいくものだったようで「クルマにはかなりのポテンシャルがあると思う」とも述べた。
「かなり良かったと思う。セットアップ面で色々と試してみたんだ。FP2は概してクリーンなラップを得るのが本当に大変で、少し難しいセッションだった。コース上は常に、かなりのマシンが周回していたからね」
FP1ではチェッカーフラッグ後に、ターン11でロックしてグラベルトラップに飛び出す場面があった。
フェルスタッペンは「前のクルマに近づき過ぎたんだと思う」と述べ、路面に積もった砂が原因ではないと否定した。
「オーバーステアが出て、スピンしたくなかったからグラベルを通り抜けることにしたんだ。全てコントロールできていたし、何も問題はなかった」
Verstappen heads the timesheets in first practice, and celebrates with… a little trip through the gravel 👀#DutchGP #F1 pic.twitter.com/TDmY0PqBIm
— Formula 1 (@F1) August 25, 2023
FP2はトップ16が0.763秒以内にひしめく接戦だった。ポールポジション争いはこれまで以上に厳しいものになりそうだが、フェルスタッペンは「上位にいけると思う。自信がある」と語る。
「明日またドライブするのを楽しみにしてる。グランドスタンドやコース周辺でオレンジ色の光景を見れて嬉しいし、応援されているのを感じるんだ」
フェルスタッペンには母国での3年連続ポール・トゥ・ウインへの期待が寄せられている。
F1オランダGPのFP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を1000分の23秒差で退けた。3番手にはアレックス・アルボン(ウィリアムズ)が続く結果となった。
3回目のフリー走行は日本時間8月26日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。