角田裕毅、16位完走で”今後に活きる経験”…次戦以降に向け「予選パフォーマンスの改善が課題、次こそ入賞を」
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、5月23日に開催されたF1モナコGP決勝レースを16番グリッドからスタートし、16位完走を果たした。
ランス・ストロール(アストンマーチン)と並び、唯一ハードタイヤを履いてグリッドに付いた角田裕毅は、1周目にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)とニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)に交わされ17番手にポジションを落とした。
バルテリ・ボッタス(メルセデス)のリタイヤによって一つ順位を回復したものの、最後までこの2ポジション分を挽回する事はできず、角田裕毅にとってはスタート直後にレースが決する形となった。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは角田裕毅のレースについて次のように説明した。
「予選ポジション的に、トラフィックに大きく左右されるようなレースになる事が明らかだったため、戦略面で打開できればと思っていたが、かなり単調な展開でやれる事が限られてしまった」
「とは言えクリーンなレースを戦ってくれたし、今後の活躍につながる経験を積んでくれた事と思う」
最大の課題は予選パフォーマンス
角田裕毅
決勝: 16位, グリッド: 16番手
16番手スタートだったので、簡単なレースにならない事は覚悟していました。
1周目は周りのライバルと比べてグリップが不足していて、幾つかポジションを落としてしまいました。
その後は力強いペースを発揮できたのですが、常に前を塞がれる形になってしまい、ポジションを上げる事はできませんでした。
予選パフォーマンスをどうやって改善していくかが今の僕にとっての最大の課題です。次のレースを前に懸命に仕事に取り組み続けて、次こそはポイントが取れる位置に付ければと思っています。
5月23日(日)にモンテカルロ市街地コースで行われた2021年F1第5戦モナコグランプリ決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がモナコ初優勝を飾り、2位にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3位にランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。