セルジオ・ペレス、3台抜きのオーバーカット「タイヤを温存して予選並のラップを走った事が効いた」
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レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは9番グリッドからF1第5戦モナコGP決勝レースに挑み、抜けないモンテカルロを戦略面で攻略して4位入賞を果たした。
5位を巡って争っていたピエール・ガスリー(アルファタウリ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が早めのピットストップに動くと、ペレスは3台抜きのオーバーカットを成功させ4番手にまでポジションを上げた。
流石にランド・ノリス(マクラーレン)をコース上で交わすには至らず4位フィニッシュしたものの、12点を持ち帰った事でレッドブル・ホンダはコンストラクターズ選手権でメルセデスを抜き去り首位に浮上した。
タイヤを温存、予選ラップが功奏
セルジオ・ペレス決勝: 4位, グリッド: 9番手
今日はチームにとって最高の一日になった。マックスを心から祝福したい。彼が見事に仕事をやり遂げてくれたおかげで、僕らは両方のチャンピオンシップをリードする事になった。
チームの戦略は素晴らしく、レース中のコミュニケーションも文句なしに上手くいった。タイヤを温存しながら、重要な局面で活かせた事が鍵になった。
ポジションを上げるために、2~3周に渡って予選並みのラップを走った事で4番手に繋げる事ができた。ランド(ノリス)に迫ったけど、彼の方はタイヤが残っていたから、残念ながら追い抜くようなチャンスは一度もなかった。
この先の長いシーズンを思えば、着実にポイントを取っていく事がチームにとって大切だ。
モナコでは毎回こういった展開(コース上での追い抜きが難しい)になるけど、近年のマシンは車幅がかなり広いから、それもやむを得ない。
土曜のダメージを最小限に抑える事ができたし、もっとクルマに慣れていければ予選でも上手くやれるはずだから、そうなれば本格的に勝利を懸けて戦えるようになると思う。
5月23日(日)にモンテカルロ市街地コースで行われた2021年F1第5戦モナコグランプリ決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がモナコ初優勝を飾り、2位にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3位にランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGPはモナコ同じく公道に仮設されるバクー市街地サーキットで6月6日に決勝レースが行われる。