フェルスタッペン、過去最高の3番手「戦略次第でメルセデスを追い抜ける」F1モナコGP《予選》

予選を3番手で終えた直後のレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2019年F1モナコGPcopyright Red Bull Content Pool

F1モナコGP公式予選を3番手で終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは「戦略次第でメルセデスを追い抜ける」と語り、スタートポジションに甘んじることなく、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスを打ち倒すために全力を尽くす覚悟だと主張した。

意外にも思えるが、モナコでの3番グリッドはフェルスタッペンのキャリアベスト。フェルスタッペンは過去これまでに5回モナコGPに出走しているが、2017年の4番グリッドがモナコでの予選最高位であった。この時は5位フィニッシュに終わっている。

予選2番手を記録したバルテリ・ボッタスとのタイム差は0.389秒。メルセデスとのギャップは非常に大きい。また、モンテカルロ市街地コースはカレンダー随一の抜けないサーキットとして知られるだけに、決勝でのポジションアップは困難を極める。

過去最高の3番手、戦略次第でチャンスあり

マックス・フェルスタッペン予選: 3位, FP3: 4位

エキサイティングな予選だった。3番手グリッドは、今日の僕らが獲得しうる最大限のリザルトだと思うし満足だよ。チーム全員がこのレースに向けて懸命に努力を重ねてきたから、この結果を喜んでくれたら僕としても嬉しい。特に、メカニックの皆は最高の仕事をしてくれた。

レーシングドライバーとしては、いつだってポールポジションが獲りたいところだけど、同時に現実的になることも必要だ。Q2ではトップタイムだったし調子は良かったんだけど、メルセデスに余裕があるのは分かっていた。

Q3ではタイヤを温めきれず、最後のアタックでタイムをロスしてしまったから、途中でアボートした。いずれにしても、フロントローに並ぶには実力が足りていなかったと思う。全体的にマシンの調子は良かったし、更なる改善のために今後も全力でプッシュし続けるつもりだ。

モナコでオーバーテイクするのは難しいから、レースでポジションを上げるのは難しいと思うけど、遅れずにメルセデスに付いていく事ができれば、戦略次第でチャンスはあると思う。レースがどんな展開になろうとも、ベストなリザルトを得るためにいつものように全力でプッシュするつもりだ。


ポールポジションはルイス・ハミルトン。2番手にはバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが故ニキ・ラウダにフロントロウを捧げた。3番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。

2019年F1第6戦モナコグランプリ決勝レースは、日本時間5月26日(日)22時10分から行われ、1周3340mのモンテカルロ市街地コースを78周する事で勝敗を決する。

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