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レースディレクターを務めるエリック・ブーリエは、明日のモナコGP決勝レースで、マクラーレン・ホンダがダブルポイント獲得するのは決して不可能ではないと主張する。前戦スペインGPでの走りが原因でストフェル・バンドーンが3グリッド、FP3に向けてのエンジン交換によってジェンソン・バトンが15グリッド、それぞれグリッド降格ペナルティを科せられる。
予選では9番手と10番手を獲得したものの、決勝ではバンドーンは12番手、バトンは20番手からのスタートを強いられることになる。モナコGPの舞台であるモンテカルロ市街地コースはオーバーテイクが極めて難しいサーキットとして知られており、スタートポジションが大きくモノを言う。スタート前から劣勢必至の同チームであるが、フランス人ベテランディレクターは、2台揃っての入賞を諦めてはいない。
マクラーレン:モナコGP予選を終えて
エリック・ブーリエレースディレクター
「我々は今日の予選をポジティブものとして受け入れる必要があります。素晴らしいパフォーマンスを発揮して期待通りの結果を成し遂げたのです。我々は今シーズン初めて2台のマシンを予選Q3に進出させる事ができました。ペナルティというハンデがなければ、明日は2台ともがポイントを獲得できるだろうと夢見たことでしょう」
「実際の所、私はまだその可能性があると考えています。グリッド降格ペナルティのために、我々は明日の決勝を12番手と20番手からスタートすることになりますが、モナコのようなストリートサーキットでは何が起きても不思議ではない事は周知の通りです。加えて、我々のマシンは速くかなり高いドライバビリティを備えているのです。ドライバビリティに関しては特に、曲がりくねったコースでの78周の決勝レースで、我々を手助けしてくれることでしょう」
「すべてを失ったわけではないのです。我々は明日、リスクを取りつつハードに攻めるつもりです。その上で、モンテカルロのカジノが我々に幸運をもたらしてくれるかどうかを見てみましょう」
2017年第6戦F1モナコGP2日目の詳細については、FP3結果とダイジェストと、予選結果とダイジェストをそれぞれ参照されたい。