ホンダF1田辺、予選と決勝に向けて手応え「マシンはかなり上手く機能している」

モンテカルロでインタビューに応じるホンダF1の田辺豊治copyright Honda

ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、5月24日に行われたF1モナコGP木曜初日フリー走行を終えて、マシンはかなり上手く機能していると述べ、予選と決勝での好バトルに手応えを得ている事を明かした。

トロロッソ・ホンダ勢は2回目のフリー走行でブレンドン・ハートレーが11番手タイムを記録。ピエール・ガスリーが14番手につけた。トップ10圏内ではなかったものの、ベスト・オブ・ザ・レスト先頭の7番手ニコ・ヒュルケンベルグ(Renault)とハートレーとの差は僅か0.1秒の大混戦であった。

マシンはかなり上手く機能している

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日は通常のグランプリ初日と同様に、サーキット特性に合わせパワーユニットのセッティングを少しずつ最適化する作業を行いました。モナコでは日曜に近づくにつれて路面状況が改善し、ラップタイムが向上していく傾向にあります。事前のシミュレーションと実際の走行では異なる部分がありますので、その点を考慮に入れながらのセッティングを煮詰めていきました。

中団はかなりタイムが拮抗しており接戦の様相を呈していますが、我々のマシンはモナコでかなり上手く機能しており、予選と決勝で良い戦いができるものと手応えを感じています。幸い、モナコグランプリは伝統的に金曜の走行がありませんので、明日の一日を活用してデータ分析を行い、土曜の予選に備えていきます。


大方の予想通り初日セッションはアストンマーチン・レッドブル勢が一歩抜きん出た速さを見せつけ、FP1・FP2共にダニエル・リカルドがトップタイムを記録し、二番手にマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。

初めて実戦投入された桃色ハイパーソフトタイヤは圧倒的なグリップを発揮、去年と比べ一周あたり一秒近い速さを示し、2017年のポールタイムはFP1早々に破られた。再舗装され滑らかとなった路面もタイム向上に寄与した。

F1モナコGP三回目のフリー走行FP3は、日本時間5月26日(土) 19時からモンテカルロ市街地コースで開催される。現地土曜は好天が予想されており、気温も上がる見込みとなっている。

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