F1マイアミ決勝グリッドとタイヤ戦略考︰アストンが急遽ピットスタート!天候含めて未知数三昧

マイアミ・インターナショナル・オートドロームのホームストレート、2022年5月7日F1マイアミGPCourtesy Of Alfa Romeo Racing

5月8日(日)の日本時間28時30分よりマイアミ・インターナショナル・オートドロームで初開催されるF1第5戦マイアミGPの公式スターティング・グリッドが発表された。予選結果からの変動と、決勝でのタイヤ戦略を見ていこう。

今週末はピエール・ガスリー(アルファタウリ)が年間上限に達する3基目のICE(内燃エンジン)を開封するなど、計10台が何らかのパワーユニット・コンポーネントを交換しているが、いずれも規定上限内で降格ペナルティの対象ではなかった。

また8台が新品のギアボックス・ケース及びカセット、駆動部品・ギアチェンジ・補助部品を開封しているが、こちらも罰則の対象となるドライバーはいなかった。参照:F1レギュレーション解説「ギアボックス編」

なおFP3でのクラッシュによりモノコックが破損し、予選欠場を余儀なくされたエステバン・オコン(アルピーヌ)に関しては、無事に決勝の出走許可が降りた。モノコックを交換する事からピットレーンスタートとなる。

公式グリッドは予選順位と変わらないが、アストンマーチン勢は燃料温度が低すぎたために、ペナルティを受けるリスクを避けるため、2台ともがピットレーンからスタートする。

ポールポジションにシャルル・ルクレール、2番手にはカルロス・サインツと、フェラーリが最前列に並び、後方3番手にマックス・フェルスタッペン、4番手にセルジオ・ペレスと、レッドブル勢が2列目に続く。

想定されるタイヤ戦略

Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

タイヤとホイールを洗浄するピレリのスタッフ、2022年5月6日F1マイアミGP

過去のレースデータがなく、予選までに行われたプラクティスでは全て赤旗による中断がありデータ取りが不足。更には路面もまだ進化の途中であるため、適切な戦略を判断するのはかなり困難だ。

ただし路面の摩耗性を考慮すると現段階では、スタートにミディアムを履き、第2スティントでハードを履く2ストップ戦略が有力とみられる。3セット目はハード、ミディアム、ソフトのいずれもが選択肢だ。

ピレリのモータースポーツ部門を率いるマリオ・イゾラは「明日の戦略に関して今、断じるのは一筋縄ではいかないが、2ストッパーが最速のように見える。3種類全てのコンパウンドが主役となる可能性がある」と説明した。

ただその一方で1ストッパーの可能性を完全に除外してはおらず、懸念されている通りにオーバーテイクが難しいとなれば、路面コンディション次第で賭けに出るチームが出てもおかしくはない。そう考えると尚更に、ソフトスタートというのは考えにくい。

また十分に走行を重ねてデータ取りを行ったチームがないため、ハードスタートもかなりのギャンブルだ。仮に上手く機能したとしても、また上手く機能しなかったとしても、ライバルチームに手土産を与える事になる。

42%の降水確率

日曜の現地はちょうどスタート時刻に、にわか雨の予報が出ている。降水確率は42%と決して低くはない。なお予選後の夜は雷雨に見舞われ、路面のラバーは洗い流されている。

ただ降ったとしても断続的になる見通しで、気温が高いことから、雨量が少なければ比較的早くドライコンディションとなる可能性もある。

2022年F1マイアミGP 決勝グリッド

57周で行われるF1マイアミGPの決勝レースは現地15時30分、日本時間翌月曜早朝4時30分にフォーメーションラップが開始される。日本ではDAZNフジテレビNEXTで生放送・ライブ配信される。

Pos No Driver Team Qualifying
1 16 C.ルクレール フェラーリ 1(-)
2 55 C.サインツ フェラーリ 2(-)
3 1 M.フェルスタッペン レッドブル 3(-)
4 11 S.ペレス レッドブル 4(-)
5 77 V.ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 5(-)
6 44 L.ハミルトン メルセデス 6(-)
7 10 P.ガスリー アルファタウリ 7(-)
8 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 8(-)
9 22 角田裕毅 アルファタウリ 9(-)
10 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 10(-)
11 14 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー 11(-)
12 63 G.ラッセル メルセデス 12(-)
13 5 S.ベッテル アストンマーチン・メルセデス 13(-)
14 3 D.リカルド マクラーレン・メルセデス 14(-)
15 47 M.シューマッハ ハース・フェラーリ 15(-)
16 20 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ 16(-)
17 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 17(-)
18 23 A.アルボン ウィリアムズ・メルセデス 18(-)
19 6 N.ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 19(-)
20 31 E.オコン アルピーヌ・ルノー

F1マイアミGP特集

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