フェルスタッペン、F1メキシコGPのDriver of the Dayを獲得「最大限に挽回できた」最下位から6位入賞
Published:
ルイス・ハミルトンやバルテリ・ボッタスとの接触によって、レース開始早々に最下位にまで転落したマックス・フェルスタッペンが、F1メキシコGPのドライバー・オブ・ザ・デイ(Driver of the Day)に選ばれた。
ドライバー・オブ・ザ・デイは2016年から始まった試みで、世界中のファンによるオンライン投票で決定するグランプリ毎のベストドライバー賞。エルマノス・ロドリゲスで伝統的なカムバックを果たしたオランダ人ドライバーが全体の20%を超える得票数を得て、優勝したハミルトンを上回った。
- マックス・フェルスタッペン:20.2%
- ルイス・ハミルトン:17.6%
- セバスチャン・ベッテル:12.2%
- ダニエル・リカルド:9.4%
- アレックス・アルボン:8.5%
3グリッド降格により、4番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、スタート直後のターン2でハミルトンと接触。一気に9番手まで後退し、5周目にはバルテリ・ボッタスとの攻防の際に再び接触。タイヤをパンクさせて最後尾まで転落した。
だがフェルスタッペンは、予選最速マシンのポテンシャルを存分に活かして、ハードタイヤで65周という驚異的なラップを走り切り、最終的にチームメイトの一つ後ろの6位でレースをフィニッシュした。
「最大限に挽回できたと思う」とフェルスタッペン。「もちろん、望んでいたポジションでのフィニッシュじゃなかったけど、状況を考慮すれば悪くはないレースだった」
「スタートのターン2では、ハミルトンがアウト側いっぱいまで寄ってきていたから、どこにも行き場がなかった。コース外に逃れなければ接触していただろうね(注:実際には接触している)。でもポジションを失ってしまった」
「その後、バルテリのフロントウイングがリアタイヤが当たってしまい、パンクしたタイヤで1ラップ丸々を走らなきゃならなかった。本当は2ストップ戦略を狙っていたけど、1ストッパーに変更せざるを得ず、65周もスティントを引っ張らなきゃならなかった」