苛立つ角田裕毅、リカルドの安易な仕掛けは「本当に迷惑」入賞圏内目前にリタイヤ
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2022年のF1メキシコGPをリタイヤで終えたスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、ダニエル・リカルド(マクラーレン)の追い抜きは安易であり「本当に迷惑」だとして苛立ちをあらわにした。
残り21周、11位を狙うリカルドがターン6のイン側に飛び込み、右リアがリカルドの左フロントに乗り上げた事で角田裕毅の車体半身が宙に浮いた。フロアやボディーには激しいダメージがあり、角田裕毅はリタイヤを余儀なくされた。
ヴィタントニオ・リウッツィら4名から成るF1メキシコGPのスチュワードは、複数角度からの映像証拠を検証し、角田裕毅に対する仕掛けは「遅すぎ、かつ楽観的すぎた」として、リカルドに「全面的な過失」があったと判断。10秒ペナルティに加えて2点のペナルティポイントを科す裁定を下した。
リカルドの安易な仕掛けは「本当に迷惑」
角田裕毅
決勝: リタイヤ / グリッド: 13番手
今日の結果には本当にがっかりしています。かなり上手くタイヤをマネジメントできていましたし、最終スティントに対する自信があったので、ああいった愚かなミスでレースが終わってしまい本当に残念です。
ダニエルは僕とは別の戦略を採っていたわけで、無理にあそこで仕掛けなくとも、その後で楽に僕をパスできたはずです。
あれほど経験豊富なドライバーが、抜けない場所でオーバーテイクを試みてくるなんて、本当に迷惑です。僕らはもう少しでポイントフィニッシュできそうな状況でした。
今週末は幾つか前向きなものも得られましたが、僕としては今は兎に角、一旦離れて気持ちをリセットして、次のブラジルでより力強いレースできるよう備えていく必要があります。
10月30日(日)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた2022年F1第20戦メキシコGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季14勝目を挙げてシーズン最多勝利記録を更新した。
インテルラゴス・サーキットを舞台とする次戦サンパウロ(ブラジル)GPは11月11日のフリー走行1で幕を開ける。