ピエール・ガスリー、照準は決勝レース「タイヤマネジメントが鍵を握る」
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F1メキシコGP公式予選を15番手で終えたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは「見据えているのは予選ではなく決勝レース」と語り、71周に及ぶエルマノス・ロドリゲス・サーキットでの争いではタイヤマネジメントが鍵を握るとの認識を示した。
エンジン及びギアボックスのダブル交換によって最後尾20番グリッドからのスタートが確実であったガスリーは、決勝レース出場の要件である107%ルールを満たすタイムを出すことだけをターゲットに予選に臨んだ。
エントリーした全20台で争われる予選Q1では先陣を切ってコースイン。ランス・ストロールのスリップストリームを上手く使い13番手タイムでQ2進出を果たした。貴重なエンジンマイレージとタイヤを温存するため、Q2では走行を見送り、15番手で予選を終えた。
今週末は特にハイパーソフトタイヤのデグラデーション・レートが高く、気象条件にもよるが決勝では10周そこそこしか保たないと考えられている。エルマノス・ロドリゲスのピットレーンは他のサーキットと比較して距離が長く、ピットストップによるロスタイムが大きいため、タイヤを上手くケアして1ストップ戦略を敢行することが挽回のための一つのポイントとなる。
照準は決勝レース「タイヤマネジメントが鍵を握る」
ピエール・ガスリー予選: 15位, FP3: 8位
今日の予選は良かったと思うけど、ペナルティを受けての最後尾スタートが決まってるから、見据えているのは明日の決勝レースだ。Q1のリザルトには本当に満足してる。ストロールがミスを犯さなきゃ、もっと良いラップが刻めたとは思うけどね。
Q2に進めて良かったけど、最後まで走りきれなかったのは残念だよ。初日金曜を見る限りタイヤのデグラデーションが酷かったから、明日はタイヤマネジメントが鍵を握る事になると思う。上手い戦略を考えなきゃね。明日は最後尾から巻き返さなきゃならないけど、クルマのフィーリングは良いから、コース上でエキサイティングなバトルができると良いなって思ってる。
ポールポジションはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。1分14秒759のコースレコードを記録し、モナコGP以来のトップグリッドを獲得した。2番手はチームメイトのマックス・フェルスタッペン。3番手は選手権に王手をかけるメルセデスAMGのルイス・ハミルトンという結果となった。
2018年F1第19戦メキシコグランプリ決勝レースは、日本時間10月29日(月)午前4時10分から行われ、反時計回り、1周4304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを71周する事で勝敗を決する。