アルファタウリを脅威と捉えるルクレールとサインツ「ホンダ勢はかなり手強い」
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スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは11月5日(金)に行われたF1第18戦メキシコGP初日を終えて、アルファタウリ・ホンダ勢への警戒感を口にした。
跳馬の2人のドライバーは初日いずれのセッションでもピエール・ガスリーとミッドフィールド最速の座を競い合っていた。
両セッションで共に、幼少からの友人の後塵を拝したルクレールは、ホンダエンジンを搭載したファエンツァのチームが自分達と肉薄するほどのパフォーマンスを発揮するとは予想外だったと語った。
「かなりの競争力が発揮できると思ってここに来たのに、不思議なことに蓋を開けてみると実際にはアルファタウリがかなり手強いように見えた。ホンダ勢は全般的にかなりコンペティティブだ」
「マクラーレンも加わってくるだろうから、明日の予選はかなりタイトな戦いになるだろうね」
コンマ1秒差でガスリーを抑えてFP2で5番手を確保したカルロス・サインツもまた、週末最大のライバルはアルファタウリだと考えているようだ。
「依然として理想的なマシンバランスやフィーリングに少し届いていない。明日に向けては、クルマを正しいウインドウに入れ込み、アルファタウリの前に出られるよう、もう後コンマ数秒を見つけ出す事が必要だ」
「現時点では彼らの方が少し速いように見える」
初日のスクーデリアは理想的なセッションを過ごしたとは言い難い。ルクレールはFP1で最終コーナーのバリアに激突し、FP2では堅実に28周を走り込んで7番手を手にした一方、エンジントラブルを訴えていた。
ルクレールは「ドライバビリティに悪影響を及ぼす幾つかのトラブルがあったけど、深刻なものじゃなかったし、全て制御できるレベルのものだった。ただ、ドライビングという点では少し厄介だった」と説明した。
「コーナーからの立ち上がりでトルク不足や加速不足が少し気になったけど大きな問題じゃなかった。これについてはミーティングで話をする予定だ」
「チームの方は状況を把握しているけど、僕はまだ知らないからね」
初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)をコンマ4秒差で退けた。3番手にはコンマ5秒遅れでルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。
F1メキシコグランプリ3回目のフリー走行は日本時間11月6日(土)26時から、公式予選は同29時から1時間に渡ってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。