メルセデス、フェルスタッペン戴冠のF1アブダビGP結果に異議申し立て…結果確定せず
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メルセデスF1チームはセーフティーカー(SC)関連の規約違反を理由に、最終アブダビGPの決勝レース結果並びに、チャンピオンを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のドライビングに対する異議申し立てを行った。
これを受けてアブダビGPのスチュワードは、各々の件について現地19時45分と20時15分より、両チーム代表者からの聴取を行う。
最終盤のSCによってハミルトンの8度目のタイトルを逃した形のシルバーアローが違反の根拠に挙げたのは、F1スポーティング・レギュレーション第48条8項と、同48条12項の2つだ。
第48条8項は幾つかの例外を除いて「SCがピットに戻った後、車両が最初にライン(第5条3参照)を通過するまで、ドライバーはコース上でSCを含めた他車を追い越してはならない」と定めている。
再開の直前、2番手のフェルスタッペンは最終セクターでラップリーダーのハミルトンの真横に並ぶ場面があった。
第48.12条はSCが導入された際に、周回遅れのマシンに対するSCの追い抜き等のSC撤収の手続きを規定したものだ。
レース最終盤の53周目、ミック・シューマッハとサイド・バイ・サイドを繰り広げたニコラス・ラティフィがターン14の壁に激突した事でSCが導入された。
レース再開の直前にレースコントロールは、ハミルトンとフェルスタッペンの間にいる周回遅れの5台に対してSCを追い抜く許可を出した。一方でフェルスタッペンの後方にいるマシンには追い抜きの許可が与えられなかった。
抗議を経てメルセデスは次の声明を発表した。
「レース終了後、規定の30分以内に正式な異議申し立てを行った。その詳細については、聴取が行われるまでコメントを控える」