メルセデス、DNFの原因となった前戦のPUトラブルを受け F1ポルトガルGPでボッタスとハミルトンに新CEを投入

ニュルブルクリンクのメルセデスガレージ内に停まるW11、2020年F1アイフェルGPにてcopyright Daimler AG

メルセデスAMGペトロナスF1チームは10月23日に開幕を迎えるF1ポルトガルGPに向けて、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスに新たなCE(コントロール・エレクトロニクス)を投入する。

ニュルブルクリンクで開催された前戦アイフェルGPでボッタスは、決勝走行中にパワーユニットのトラブルに見舞われた。ハードウェアにダメージが及ぶ事を防ぐべく、チームはボッタスをリタイヤさせた。

当初はMGU-Hが問題の原因と見られていたが、メルセデスはアルガルベでの週末に先立って、パワーユニットの電子制御を司るCEに不具合があった事を突き止め、両マシンに新しいCEコンポーネントを搭載すると共に、問題の再発を避けるためにキャリブレーションを実施した事を明らかにした。

いずれも今季2基目のCEであり、レギュレーションで許可された年間上限基数に収まるため、ポルトガルGPでボッタスとハミルトンにグリッドペナルティが科される事はないが、他のメルセデス製F1パワーユニットを搭載するウィリアムズとレーシングポイントに関しての対応は明らかにされていない。

F1ポルトガルGP特集

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