マクラーレンSP、2020年インディカーマシンのデザインを世界初公開

アロー・マクラーレンSPの2020年型インディカーマシンのデザイン(オリバー・アスキュー車仕様)copyright Arrow McLaren SP

アロー・マクラーレンSP(Arrow McLaren SP)は現地2月7日、2020年のインディカー・シリーズに投入する新車デザインを初公開した。F1に参戦する英国ウォーキングのチームは今年、シュミット・ピーターソン・モータースポーツ(SPM)と提携し、1979年以来41年ぶりにシリーズフル参戦を果たす。

ニューマシンは昨年のSPMに施されていたツートンカラーのデザインを踏襲しており、メタリックゴールドの代わりにザク・ブラウン体制のマクラーレンが全面に押し出している「パパイヤオレンジ」が使用されている。ボディにはシボレーのロゴが光る。マクラーレンとの提携に際し、SPMはその代償としてホンダとの長年に渡るエンジン供給契約を終了した。

チームはエンジンパートナーだけでなく、ドライバーも一新。元F1ドライバーのマーカス・エリクソンはシリーズ参戦2年目の今年、チップ・ガナッシ・レーシングへと移籍したが、ジェームズ・ヒンチクリフは契約が残っていたにも関わらず、新人にシートを奪われた。

7号車のオリバー・アスキューと5号車のパトリシオ・オワードとでは、エンドプレートやエアロスクリーンのエッジ部分など、若干デザインが異なっている。アスキューの7号車には、昨季のマクラーレンF1マシン「MCL34」に配置されていた高彩度のブルーが多くあしらわれている。


オリバー・アスキューの7号車


パトリシオ・オワードの5号車

2019年のインディ・ライツ王者であるアスキューは「見栄えは最高。第一印象はすごく攻撃的。今シーズンの僕らの注目度は著しく高いだろうね」と語った。また、同じく2018年のインディ・ライツ王者にして、元レッドブル育成傘下のオワードは「数週間に渡ってハードワークを重ね、あらゆる細部の詳細を詰めてきた。最高にカッコいいマシンだと思う。速そうに見えるし、この後行われるCOTAでのテストが楽しみ」と述べた。

インディカー・シリーズは2月11日(火)と12日(水)の2日間に渡って、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズでテストを行う。その模様は無料ライブ配信される

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