マクラーレン、米インディカーへのフル参戦断念…アロンソは2019年インディ500出場に意欲
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F1アメリカGPのためにオースティンに姿を見せたマクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOは、2019年インディカー・シリーズへのフル参戦を断念する事を明らかにした。マクラーレンは昨年の第101回インディ500にアンドレッティ・オートスポーツと提携し参戦。来年のフル参戦を計画していた。
ブラウン代表は”準備不足”を理由に計画が頓挫した事を明らかにした一方で、インディアナポリス500マイルレースへのスポット参戦については引き続き検討を進めていくとし、最終F1アブダビGPが終了した後に最終的な決断を下す考えを示した。
今年限りでF1での現役引退を発表しているフェルナンド・アロンソは、世界三大レース全制覇=トリプルクラウンを目標に掲げ、来年のインディカー参戦を目論んでいる。マクラーレンのフル参戦計画が暗礁に乗り上げた事で、アロンソの野望成就に黄色信号が灯ったかに思われるが、当人は2019シーズンのインディ500参戦は「魅力的な選択肢」であるとして意欲を示している。
アロンソがインディカー参戦を再優先事項に交渉を進めている事は明らかだが、現時点では2019年の計画を公表する準備が整っていないとして明言を避けている。
現時点で来季のドライバーラインナップを発表していないインディカー参戦チームは、シボレーエンジンを積むカーリンとフンコス・レーシング、そしてホンダを搭載するシュミット・ピーターソン・モータースポーツのみとなっており、大部分は既にシートが埋まっている。