マクラーレン、今年もF1日本GP開幕を前にカーフュー破り

マリーナベイ市街地コースを走るマクラーレンMCL60のリア、2023年F1シンガポールGP予選Courtesy Of McLaren

FIA-F1テクニカル・デリゲートを務めるジョー・バウアーの報告によると、F1第17戦日本GPの開幕前夜、マクラーレンF1チームはカーフュー(夜間作業禁止令)を破って夜間にコース内に留まった。チームは昨年も鈴鹿で夜間作業に取り組んだ。

バウアーは、マクラーレンのメカニックがFP1開始予定時刻の18時間前にあたる9月21日17時30分からFP1開始予定時刻の4時間前までの14時間に渡って鈴鹿サーキット内に留まっていたと報告した。

どういった理由で夜間作業に取り組んでいたのかは不明だが、英国ウォーキングのチームは前戦シンガポールGPでのランド・ノリスへの投入に続き、鈴鹿ではオスカー・ピアストリのMCL60に大規模アップグレードを投入する計画だ。

なお、マクラーレンがカーフューを破るのはこれが今年初。2023年シーズンは3回まで例外が認められているため、今回の一件でペナルティが科される事はない。

改良型MCL60は鈴鹿で台風の目となるかもしれない。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は予選で「脅威」になると予想。ジョージ・ラッセル(メルセデス)は「高速パフォーマンス」でレッドブルに次ぐ可能性があると指摘する。

オーストラリアGPでそうだったように、マクラーレンは今年、大規模アップグレードの導入に際して、その最適化に時間を要する傾向がある。

最新パッケージを以てシンガポールで2位表彰台に上がったノリスは、旧スペックのピアストリに対して1周辺りコンマ3秒近く速かった。

流れるような高速コーナーを持つ鈴鹿と、アンダーボディのダウンフォースを増強したMCL60。鈴鹿でのマクラーレン勢からは目が離せない。

2023年のF1日本GPは日本時間9月22日(金)11時30分からのフリー走行1で幕を開ける。予選と決勝を含めた全セッションはDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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