ルイス・ハミルトン、新型コロナ感染で体重4kg減…不十分な体調で最終アブダビGPに出走

メルセデスAMGペトロナスF1チームのルイス・ハミルトン、2020年F1アブダビGPにてcopyright Daimler AG

メルセデスAMGペトロナスF1チームのルイス・ハミルトンは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した事で体重が4kg減少した事を明かした。

7度のF1ワールドチャンピオンは今季タイトルを確定させた後、新型肺炎の陽性反応が確認された事から、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されたF1第16戦サクヒールGPの欠場を強いられた。

幸いにも次戦まで2週間の空きがあった事もあり、週末直前の検査で陰性が確認されたため最終アブダビGPで無事に復帰を果たしたものの、クリスマスを前にハミルトンはSNSを通して次のように述べ、フィジカル的に万全ではない状態でレースに臨んでいた事を明かした。

「この2ヶ月で6キロ痩せてしまったんだけど、そのうちの4キロはCOVID-19によるものだ。僕はかなりの量の筋肉を失った」

「楽な事じゃないけど、100%万全な状態に戻すために努力するつもりだ。苦しみなくして得るものはない」

なおハミルトンは、先日のFIA表彰式でF1ドライバーチャンピオンとFIAプレジデント・アワード、そしてFIAパーソナリティ・オブ・ザ・イヤーの3賞を受賞したのみならず、20日(日)にBBCのスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーにも選出された。

今年はハミルトンを含めて、ジョーダン・ヘンダーソン(サッカー)、ホーリー・ドイル(女性競馬騎手)、スチュアート・ブロード(クリケット)、ロニー・オサリバン(スヌーカー)、タイソン・フューリー(ボクサー)の6名の候補者が選出され、その中から一般投票によってハミルトンが選ばれた。

ハミルトンは「アイコニックなヒーロー達の一人に選ばれた事を本当に誇りに思う。この国を伝えていくために、これからも自分にできる最良の方法で自分の役割を果たしていきたい」と語った。

メルセデスとの契約は今年末を以て満了を迎えるが、ハミルトン自身は更新に関する本格的な交渉はまだであるとしており、現時点ではバルテリ・ボッタスの来季チームメイトは決まっていない。トト・ウォルフ代表は契約締結を急ぐ理由はないとしており、正式発表までには今しばらく時間がかかる見通しだ。

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