ケビン・マグヌッセン、嚢胞摘出のため急遽手術へ…デイトナ24時間出場は絶望的
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ハースF1チームのケビン・マグヌッセンが来週、左手首にできた嚢胞(のうほう)の摘出手術を受ける事になった。ロレックス・デイトナ24時間レースへの出場は絶望的な状況だ。
マグヌッセンは1月28~29日に開催される伝統の耐久レースで父親のヤンとともにMDKモータースポーツのポルシェ911 GT3をドライブする事になっていたが、予定外の手術を余儀なくされた事で計画中止の瀬戸際に追い込まれた。
事の経緯についてマグヌッセンは「手首が痛くて医者に行ったら嚢胞が見つかってね」と説明した。
「F1シーズンに間に合うように今すぐ取り除かなきゃならないんだ。害はない手術だけど、たぶん、その後2週間は安静にしなきゃならない」
「ドクターの判断を待つ必要があるけど、デイトナでレースができる可能性は低い」
嚢胞とは体内にできる袋状の病変の事で、その内部に液状の分泌物が溜まっているものを指す。多くは害もなく放置しても問題ないが、稀に癌化するものもあるとされる。
MDKモータースポーツのチームオーナー兼ドライバーのマーク・クヴァンムは「ケビンのF1スケジュールが最優先事項だ」と述べ、仮にデイトナ欠場を強いられた場合は「また一緒にレースができる機会を見つけよう」と付け加えた。
デイトナこそ危うい状況だがハースによると、2月23日から25日にかけてバーレーンで行われるF1プレシーズンテストは問題なく参加できる見通しだという。
マグヌッセンは昨シーズンのF1閉幕を経て、12月にアブダビで開催されたガルフ12時間レースで父ヤン、そしてクヴァンムと共にフェラーリ488 GT3エボをドライブ。総合7位フィニッシュを果たしている。