角田裕毅、鈴鹿で初のQ3「こんなに応援して貰ったのは初めて!」ファンに感謝…改善のAT04で入賞目指してTOP9から決勝へ
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9月23日のF1日本GP公式予選で9番手を獲得した角田裕毅(アルファタウリ)は、ファンからの壮大なサポートに感謝すると共に、日曜の決勝レースでは僚友リアム・ローソンと共に2台揃ってポイントを獲って母国レースを締め括りたいと語った。
角田裕毅はQ1を8番手、Q2を7番手で突破すると、最終ラウンドでは日本のサムライを崇拝するフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)を0.257秒差で打ち破る9番を刻み、全国から観戦に訪れたファンを沸かせた。Q3進出はモナコGP以来、10戦ぶりの事だった。
1日を振り返った角田裕毅は「母国グランプリでQ3に進めた事は信じられないほど特別なことです。日本のファンの前でQ3に進出したのは初めてでした」と語った。
「最終ラップであれほど皆さんに声援を贈って頂けるなんて最高でした。これほどのサポートを感じたことはこれまでに一度もありません。ファンのみなさんには心から感謝していますが、チームにはもっと感謝しなければなりません」
初日フリー走行は18番手締めと、主にセクター1に課題を抱えて後手に回ったが、エンジニアは2日目に向けてデータを分析。広範なセットアップ変更が功を奏して見事、返り咲いた。
「金曜のフリー走行で苦労したので楽ではありませんでしたが、チームは改善点を見つけるために素晴らしい仕事をしてくれました。クルマは素晴らしく、ドライブするのが本当に楽しかったので、明日のレースが楽しみです」と角田裕毅は続ける。
「シンガポールでは新しいパッケージでレースをすることができませんでしたが、リアムが良いパフォーマンスを見せていたのでレースのことは心配していません。明日はファンのみなさんと一緒に楽しむつもりです」
「鈴鹿ではタイヤのデグラデーションが課題になりそうなので、明日はトリッキーなレースになるでしょうが、それは誰にとっても同じことなので、自分たちに何ができるか様子を見たいと思います」
角田裕毅と同じ様に僚友リアム・ローソンも11番手と健闘した。目指すはもちろん、ダブルポイントだ。
角田裕毅は「リアムも僕も良いポジションからスタートするので、2人揃ってチームのためにポイントを獲得できればと思っています」と付け加えた。
2023年F1日本GP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2年連続のポールポジションを獲得。2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にそのチームメイトのランド・ノリスが続く結果となった。
決勝レースは日本時間9月24日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5,807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。